ディディエ・オリオール氏がラリージャパン2024ナショナル部門で優勝！

レジェンドドライバー、ディディエ・オリオールの栄光

2024年11月24日、FIA世界ラリー選手権（WRC）最後の戦い、「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」にて、ディディエ・オリオール氏がナショナル部門で優勝を収めた。氏は「FIT-EASY Racing」からトヨタの名車「GRヤリス」に乗り込み、懐かしいWRCの雰囲気を漂わせながら、競技に臨んだ。

卓越したドライビングで勝利をつかむ

1994年のWRCチャンピオンであり、通算20勝を誇るオリオール氏は、今大会において特に注目されたドライバーの一人だった。コ・ドライバーにはデニス・ジロウデ氏を迎え、二人はかつての栄光を感じさせるコンビで参戦した。改造された全日本仕様のマシンであるGRヤリスを自由自在に操るオリオール氏は、慣れない右ハンドルという条件にも関わらず、圧倒的なパフォーマンスを披露。

最終日の走行では、他の競技者に対して2分以上の差をつける素晴らしい走りを見せて、安心してフィニッシュラインを超えることができた。ゴールポディウムでは、特別なシャンパンファイトではなく、日本酒での祝杯をあげ、勝利の瞬間を楽しんだ。

忘れられない週末

オリオール氏は、勝利の後にインタビューで「本当に素晴らしい週末になりました。私が初めて優勝を遂げた年からちょうど30年たった今、非常にいい機会になりました」とコメント。支持してくれたスポンサーや関係者に感謝の気持ちを述べ、最終的に優勝できたことに喜びを表した。加えて、未来の日本国内大会への参戦についても「今のところはまだわからないけど、最優先で考える」と意欲を見せている。

最終結果の概要

ナショナル部門の最終結果は次の通りです:
1. ディディエ・オリオール（トヨタGRヤリス） 3:09:19.42
2. 村田康介（トヨタGRヤリス） +2:06.23
3. 山本悠太（トヨタ86） +7:54.44
4. 佐々木康行（トヨタGRヤリス） +18:39.45
5. 平川真子（トヨタ・ヤリス） +27:40.76

オリオール氏は、競技終了後に記憶に残る瞬間を創り出し、刺激的なシーズンを締めくくった。彼の今後の挑戦にも注目です。