ダイヤトレンドが新たに発表した雷サージ対策製品
ダイヤトレンド株式会社は、2025年8月5日に雷サージから機器を保護するための新しいPoEサージプロテクター「DSGP-PS1」と「DSGP-P1」を発売すると発表しました。これらの製品は、特に近年増加している雷による機器損傷のリスクを軽減するための重要な対策です。
雷の影響と新製品の必要性
最近の調査によると、温暖化の影響で雷の発生回数が増加しており、2017年から2023年の平均の8.5倍に達したとのことです。東京での落雷が観測された日数は過去7年で最も多く、これからもこの傾向は続くと予想されています。こうした雷サージによる被害は、特にネットワークに接続された機器にとって大きな脅威となります。
雷サージの影響
雷サージは雷によって生じる異常な過電圧や過電流であり、これが電源線や通信線を通じて電子機器に侵入すると、絶縁破壊や誤動作を引き起こします。たとえ外見上は被害がなかったとしても、内部の基板や集積回路に影響を与えることがあります。有名な調査によると、雷サージによる被害総額は1000億から2000億円にも達する可能性があるとされています。
新製品の特長
ダイヤトレンドが発売する新型PoEサージプロテクターは、以下の特長を持っています。
- - マルチギガビット対応:最大2.5Gbpsの速度をサポート。
- - PoEパススルー機能:PoEスイッチングハブを接続した際も、PoE機能を保持しつつサージ対策が可能。
- - 高い雷サージ対応能力:最大10kAのサージ放電電流に対応。
- - 簡単にわかる「Replace」LED:サージが発生した際に交換が必要なタイミングが一目でわかるLEDを搭載。
- - 防塵防水性:特にDSGP-PS1はIP67規格をクリア。
- - 広い動作温度範囲:-40℃から85℃までの温度で動作可能。
これにより、ユーザーはネットワーク機器を効果的に保護し、運用上のリスクを軽減できるのです。
今後の展望
ダイヤトレンドでは、デジタル化やIoT化の進行に呼応して、さらなる製品開発を進めていく方針です。高さや複雑さが増すネットワーク環境に対応し、柔軟で安定した製品を今後も提供していく予定です。この取り組みは、企業や個人が安心して技術を利用できる環境を整えるために不可欠です。
会社概要
- - 社名:ダイヤトレンド株式会社
- - 本社所在地:大阪府大阪市北区大深町3−1 グランフロント大阪タワーB28F
- - 代表者:宮下 清哉
- - 設立:1971年
- - 事業内容:ネットワークソリューション機器の販売
- - 公式サイト:ダイヤトレンド株式会社
この新たなサージプロテクターは、ネットワークの安全運用を支える重要な役割を果たすことになるでしょう。