「山奥ニート」コミック化
2024-06-26 19:56:39

「山奥ニート」がコミック化!俳優・東出昌大さんも絶賛!ニートたちの共同生活を描いた話題作

引きこもりのニートだった石井あらた氏が、ネットを通じて知り合ったニート仲間と和歌山の限界集落に移住し、廃校を改装したシェアハウスで共同生活を送る様子を描いたエッセイ『「山奥ニート」やってます。』が、コミック化されました。

漫画を手掛けたのは、不登校経験をテーマにした作品で知られる漫画家・棚園正一氏。棚園氏は、エッセイの内容を忠実に再現するため、舞台となる和歌山の共生舎を何度も訪れ、石井氏と綿密な打ち合わせを重ねたそうです。

コミック版では、エッセイ版では描かれなかった山奥ニートたちの新たな一面や、彼らの心の変化が、より深く、そしてコミカルに描かれているとのこと。

単行本発売にあたり、山奥移住生活が話題となっている俳優の東出昌大さんから、本作を読んだ感想コメントが寄せられました。東出さんは、「生きてりゃいい。けど、ニートだろうが『楽しく生きてる』なら最高じゃん!!!!!」とコメントしており、本作への期待が高まります。

原作の石井氏は、2014年から和歌山の限界集落に移住し、ニート仲間たちと共同生活を送っていましたが、2024年2月に山奥ニートを卒業。現在は、山奥と町を行き来する2拠点生活を送っています。

コミック版『「山奥ニート」やってます。』は、2024年6月26日(水)に光文社より発売。価格は1,540円(税込み)です。
ニートという生き方をテーマにした作品は数多くありますが、『「山奥ニート」やってます。』は、単にニートの生活を描いているのではなく、ニートたちが自分たちの居場所を見つけ、自分らしく生きるためのヒントを与えてくれる作品です。

コミック版では、原作のエッセイに、棚園正一氏の個性的な画風が加わり、より一層読み手の心を掴む作品に仕上がっていると感じました。

特に印象に残ったのは、ニートたちが共同生活を送る中で、互いに支え合い、成長していく姿です。彼らの心の変化が、コミカルな描写と相まって、感動的に描かれていました。

現代社会では、生き方の多様性が叫ばれていますが、それでもなお、ニートという生き方に対して偏見を持つ人も少なくありません。しかし、本作を読めば、ニートも自分らしく生きることができるという希望を感じることができるでしょう。

また、山奥という閉鎖的な空間で、ニートたちが共同生活を送るという設定も興味深い。都会とは異なる環境で、彼らはどのような価値観や生き方を手に入れたのか。その過程が、読者にとって貴重な学びになるのではないでしょうか。

本作は、ニート経験者だけでなく、自分らしく生き方を模索しているすべての人に、勇気と希望を与えてくれる作品だと思います。

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