株式会社CyberZは、全国の15歳から69歳の男女1,018名を対象に「ソーシャルゲームの利用実態調査」を実施しました。この調査では、ソーシャルゲームを遊ぶユーザーの課金経験や、同時に遊んでいるタイトル数、課金タイプなどの傾向が明らかになりました。
課金経験のあるユーザーは過半数
調査結果によると、ソーシャルゲームでの遊びにおいて課金を行ったことがあるユーザーは過半数を超えています。具体的には、対象者40,000名の中から調査した結果、3,080名が課金経験者と確認されました。これにより、スマートフォンでのゲーム課金が一般的な行動となっていることが分かります。
平均して遊ぶタイトルは3本
さらに、ユーザーが並行して遊んでいるソーシャルゲームの平均タイトル数は3本であり、特にiPhoneユーザーはAndroidユーザーと比べてやや多くのタイトルを遊んでいる傾向があります。これは、ゲームに対する高い興味と複数タイトルを同時に楽しむライフスタイルが影響している可能性があります。
無料アプリが主流
普段遊んでいるソーシャルゲームのタイプについても興味深い結果が得られました。実に79.7%が「無料アプリでアイテム課金型」となっており、これにより多くのユーザーが無料で楽しめるゲームに吸引されていることが証明されました。また、男女では女性がコンテンツを一切課金しない傾向が強く見られます。
課金額の詳細
ユーザーの平均課金額についても調査が行われ、一回あたりの課金額は約800円、月間の平均課金額は2,700円となりました。この金額は、特にiPhoneユーザーが高い傾向にあり、一人当たりの月間課金額は他のプラットフォームよりも1,000円以上高くなる結果となっています。
課金対象の傾向
ユーザーが最も多く課金しているのは「回復アイテム」で、次いで「武器などのステータス向上アイテム」が続きます。AndroidとiPhoneでの違いは、Androidユーザーが「回復アイテム」により多く課金していることです。
本調査は、企業がこれからのゲームプロモーションをより効果的に行うための情報源としても重要な意味を持っています。今後、CyberZはこの結果をもとに、企業のマーケティング戦略を支援することを目指しています。
Crowd-sourcedな意見や行動傾向に基づいたデータは、今後もゲーム市場の進化に強く貢献することが期待されます。
本調査の詳細な結果は今後発表される予定であり、特に新しいゲームを選ぶ際のユーザーニーズについての調査も行われます。これにより、さらなるインサイトを得ることで、ユーザーがどのような基準でゲームを選ぶのかが見えてくることでしょう。
調査実施概要
- - 調査機関:株式会社マクロミル
- - 有効回答数:1,018サンプル
- - 調査時期:2012年12月27日~12月30日
- - 対象:普段ソーシャルゲームを遊ぶ15歳~69歳の男女
この調査の結果をもとに、サイバーエージェントは今後もゲーム市場におけるユーザーの動向を注視し、さらなる成長に寄与していくでしょう。
関連リンク:
CyberZ