心臓病早期発見AI
2023-05-19 09:59:38
健康診断で心臓病を早期発見!AI搭載の精密診断サービスが誕生
心臓病は、近年増加傾向にあり、早期発見が重要な課題となっています。特に、心不全は症状が分かりにくく、進行してから発見されるケースが多く、患者さんのQOL(生活の質)を大きく損なう可能性があります。
ジャパンメディカルデバイス株式会社(JMD)は、この課題解決に向けて、東京大学医学部附属病院とUT-Heart研究所(UTH研)と共同で、健康診断における心臓病の早期発見を可能にするAIモデルの開発を進めています。
このAIモデルは、健康診断で広く行われている心電図検査データから、心臓の動きをシミュレーションし、心不全などの心臓病のリスクを早期に予測することを目指しています。
従来の心電図検査では、心臓の電気的な活動のみを測定していましたが、JMDのAIモデルは、心臓シミュレーション技術とスーパーコンピュータ「富岳」を用いて、心臓の構造や機能を詳細に解析することで、より精密な診断を可能にします。
具体的には、UTH研が開発した心臓シミュレータ「UT-Heart」を用いて、膨大な心臓シミュレーションデータから、個々の患者さんの心電図に最も近い心臓のモデルを抽出します。この心臓モデルから、心臓の構造や機能に関する様々なパラメータを推定することで、心不全などの心臓病のリスクを早期に発見できる可能性があります。
JMDは、このAIモデルを健康診断に導入することで、心臓病の早期発見を促進し、患者さんのQOL向上に貢献することを目指しています。また、将来的には、心不全などの心臓病の治療法開発にも役立つと考えています。
この技術は、医療分野におけるAI活用の一例であり、今後、様々な医療分野でAIが活用されることが期待されています。
会社情報
- 会社名
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ジャパンメディカルデバイス株式会社
- 住所
- 神奈川県川崎市川崎区日進町7-1日進町ビルディング
- 電話番号
-
044-276-8632