Z世代をターゲットにした飲食業界の採用革命とは
飲食業界の正社員に特化した求人サイト「グルスタ」を運営する株式会社グルスタは、2024年11月20日から22日にかけて幕張メッセで開催された「レストランマネジメント EXPO」に出展し、同社の代表取締役社長である山元舞人がファイブグループの採用マネージャー吉本徳之氏と共に特別講演を行いました。
この講演は業界関係者だけでなく、多くの来場者から注目を集め、立ち見が出るほどの賑わいを見せました。特に注目されたのは、現代の採用戦略の中で重要となるZ世代に向けたアプローチの新たな形です。
講演の主な内容
1部: ファイブグループの採用戦略
講演は二部構成で行われ、第一部では吉本氏への質問コーナーが設けられました。若年層採用において抜群の実績を誇るファイブグループが、選考プロセスで重視しているポイントについて多くの質疑応答が交わされました。
A: ファイブグループではその人の本質的な「価値観」を大切にしており、履歴書や志望動機を聞かず、面談を通じてその人を深く理解するよう努めています。
A: 志望動機は多くの場合が使い回されているため、そこでの情報に価値を見出していないからです。
- - Q: 「価値観」を知るために求職者に向けて行う質問は?
A: 休みの日に何をしているかという質問です。これにより、その人が大切にしていることが見えてきます。このように、具体的な質問を通じて求職者の価値観を知り、採用につなげる戦略が印象的でした。
さらに、若年層に特化した13個、中間層向けの33個のスクリプトを用意し、効果的なコミュニケーションを図ることも紹介されました。また、前年比184.4%の正社員採用を達成した理由として、求職者対応の速さが挙げられました。応募後のスピード感が、採用率に大きく影響することが説明されました。
2部: グルスタの成功事例とZ世代の求人検索
第二部では、「グルスタ」を用いた採用成功事例が紹介され、Z世代の求人検索の傾向について解説されました。「グルスタ」はローンチからわずか半年で7000件以上の求人を掲載するという、その成功の理由がわかる内容でした。特に、グルスタの特長として、若年層ユーザーが半数を占め、要望に応じた柔軟な対応を行っている点が語られました。これにより、飲食企業が抱える若年層採用の課題に対応する体制が整っていると強調されました。
また、従来の求人サイトとは異なり、求職者への対応が早い企業が上位表示される仕組みが採用されており、これが飲食企業と求職者とのマッチング率を向上させています。このアプローチは、競争の激しい飲食業界において採用の効率を高める戦略として評価されています。
来場者の反応と今後の展望
講演後、来場者からは多くのポジティブなフィードバックが寄せられ、「グルスタ」の実績やZ世代に特化した採用戦略の効果について興味が持たれていました。実際に参加した飲食企業の採用担当者からは「グルスタを活用したい」との声が上がり、成功事例が現場でのヒントとして大いに参考になったと評価されていました。
グルスタは、「日本の『食』を『職』で救う」という理念を掲げ、飲食業界の持続可能な発展を支援し続けます。今後も求人サービスの強化や新機能の導入を進め、より多くの企業が「グルスタ」の活用を通じて人材確保に成功することを目指しています。飲食業界の課題を乗り越え、未来を見据えて進んでいく「グルスタ」から目が離せません。