TSUTAYAの新たな雑貨販売形態
カルチュア・エクスペリエンス株式会社(通称CX)が、全国のTSUTAYAおよび蔦屋書店にて、雑貨の新しい販売スタイルを展開することが発表されました。この取り組みでは、メーカーや小売業者とのブランドパートナーシップを通じて、さまざまな商品を提案し、地域に根差した体験型書店の実現を目指しています。
新しいライフスタイル提案の場
これまでTSUTAYAは、本や雑誌を起点に、文具や雑貨などの多様な商品を組み合わせ、ライフスタイルを提案するスペースを提供してきました。今回の新しい試みにより、その提案の幅が大きく広がることが期待されています。例えば、『Baby&Kids』のジャンルでは、子ども服や日用品に加え、絵本や育児雑誌を揃え、家族全員が楽しめる商品を取り揃えます。
地域ごとの魅力を引き出す仕掛け
CXは、全国各地の店舗ごとの特性に応じた雑貨や書籍を提案することで、地域の文化やニーズに合わせた商品展開を行います。これにより、訪れるお客様が新たな商品との出会いや体験を楽しめるような空間が生まれます。
今後の展開として、千葉県の「柏の葉T-SITE」では『Baby&Kids』、静岡県の「TSUTAYA 静岡西脇店」では『Food』ジャンルがスタートし、北海道の「TSUTAYA 美しが丘」では二つのジャンルの本格展開が決定しています。これらを通じて、全国各地の店舗で多様なライフスタイル提案が実現します。
具体的なブランドパートナー
『Baby&Kids』ジャンルに関しては、株式会社赤ちゃん本舗やミキハウス、エイアンドビーホールディングスなどのブランドと連携します。これにより、赤ちゃんから幼児向けの商品をはじめとした、様々な商品が展開されます。商品には日常的に使える食器やギフトにぴったりな子ども服、また大人も楽しめる絵本が含まれ、家族全体で楽しむことができる提案が行われます。
一方で『Food』ジャンルでは、地元の食材を使ったお惣菜や、日本各地のMADE IN JAPANの食品を扱うブランドと提携します。具体的には、ハレルツナガルマーケットや筋肉食堂、内野家などの企業が参加します。
今後の展望
CXは、今後も地域密着型の店舗展開や新しい顧客体験の提供に努め、様々なブランドとの協業を通じて、新しい市場を創出していく構えです。また、たくさんの人々が書店を通じて新しい出会いや体験を享受できる場を作り上げていくことで、地域コミュニティの活性化にも寄与することを目指しています。最後に、書店としての役割を超えた、地域の交流を深める新時代の体験を提供する注目のプロジェクトとして、TSUTAYAの取り組みは今後も注視されることでしょう。