千葉駅弁業界初の消費者物価連動型「時価販売」システム導入

千葉の老舗駅弁ブランドが新たな試み

千葉県浦安市に本社を持つ「マンヨーケン（万葉軒）」は、駅弁業界において初めて消費者物価指数に連動した「時価販売」システムを導入します。この新たな取り組みは2025年10月1日から実施予定で、物価の変動に対応した価格設定を行うことで、お客様の日常生活に寄り添うことを目指しています。

新しい価格設定の仕組み

この「時価販売」システムは、物価の動向に合わせて3か月ごとに見直されることが特徴です。具体的には、直近3か月の消費者物価指数の平均値をもとに、価格の調整が行われるため、経済状況に応じて柔軟に対応できます。これにより、公正で透明性の高い価格設定が実現し、消費者にとっても親しみやすい選択肢となります。

弁当の価格改定概要

改定は2025年10月1日から適用され、主に以下の弁当の価格が変更されます。例えば、「トンかつ弁当」は760円から785円に、そして「菜の花弁当」は940円から971円にそれぞれ調整されます。

商品名	基準価格（税込）	変更後価格（税込）
----	---	-----
トンかつ弁当	760円	785円
菜の花弁当	940円	971円
やき肉弁当	980円	1,012円
万葉弁当	1,100円	1,136円
ジャンボかつ弁当	880円	909円
万葉寿司	820円	847円
トンかつ菜の花弁当	1,060円	1,095円

この価格改定の背景には、消費者物価指数（CPI）の変動があり、毎月総務省が発表しているデータを基に1年間の平均値が算出され、基準価格に反映されます。このような価格変更方式は、万葉軒の弁当が市場でより公正な姿勢を保つための一環とされています。

マンヨーケン（万葉軒）について

万葉軒は、昭和3年（1928年）に創業され、国鉄から駅構内での営業の許可を受けて駅弁の製造を開始しました。2013年からは株式会社リエイが運営を引き継ぎ、駅弁だけでなく、仕出しやケータリングといった多様な食のサービスも展開しています。また、万葉軒は数々の受賞歴を持っており、「駅弁味の陣」ではトンかつ弁当が2度のエリア賞を受賞しています。

株式会社リエイについて

株式会社リエイは1980年に設立された企業で、食を中心にした生活サービスを提供しており、福祉や介護サービスにおいても高い評価を得ています。千葉県浦安市に本社を構え、人々の生活を支えるために多角的にサービスを展開している企業です。詳細は公式ホームページを参照してください。

公式URL: 万葉軒

この新しい取り組みが、万葉軒の魅力をさらに引き立て、地域の多くの方々に愛されることでしょう。