最優秀デベロッパー受賞
2024-08-08 16:49:40

クレセントコミュニティーズが全米最優秀商業不動産デベロッパーに選出

クレセントコミュニティーズ、全米最優秀デベロッパー受賞



住友林業の100%子会社であるクレセントコミュニティーズが、米国の商業不動産業界団体NAIOPから「2024 Developer of the Year」を受賞しました。本賞の受賞は同社にとって初めての快挙であり、全米における商業不動産のリーダーシップと革新的な取り組みが高く評価された結果です。

「Developer of the Year」は約21,000社を擁するNAIOPのメンバーの中から選ばれるもので、その年の商業不動産業界を牽引する企業に送られます。評価対象にはプロジェクトの質、財務の健全性、そして市場の変動に対する適応能力が含まれています。クレセント社は厳しい市況にも関わらず、事業を拡大させた能力が評価されています。

クレセント社の成長と実績



クレセントコミュニティーズは1963年に設立され、ノースカロライナ州シャーロットに本社を置いています。近年、同社は全米の17都市で83件の集合住宅、60件のマスタープランコミュニティ開発、商業施設を開発するなど、多様な不動産プロジェクトを手掛けてきました。さらに、2019年にはNAHBより最優秀集合住宅デベロッパーとして表彰されています。

2023年末時点で、同社は約72億ドル(約1.1兆円)の建設中及び計画中の集合住宅と商業施設を保有しています。また、過去10年間で82社以上の資本パートナーと協力し、78億ドル以上の外部資本調達実績を達成しています。

革新的なプロジェクト



オフィス市場の厳しさにも関わらず、クレセント社は新規案件への投資を続けており、シャーロット市にあるOne Independence Centerの改築プロジェクトはその一例です。こちらは20階建てのオフィススペースとフードホール、バー、小売店が併設され、地域再開発に貢献しています。さらに、テキサス州で開発した集合住宅「 NOVEL Turtle Creek」を売却するなど、市況が不透明な中でも計画的な物件売却による収益を確保しています。

商品ポートフォリオの多様化



同社は2022年に集中的に新ブランドを展開しました。従来の集合住宅商品「NOVEL」に加えて、中間層向け商品「RENDER」、戸建て賃貸「HARMON」、工業施設向け「AXIAL」、ライフサイエンス用の「THE YIELD」と、幅広いニーズに対応した商品ポートフォリオを確立しています。

コミュニティ貢献に向けた取り組み



クレセント社ではすべての集合住宅及び一部オフィスプロジェクトで「キャンバスセッション」と呼ばれる地域貢献ワークショップを実施しています。これらのワークショップでは地域住民や関係者が参加し、地域の歴史や特徴を理解しながら開発の方針を共に考える場が設けられています。また、住友林業グループ全体としても「Mission TREEING 2030」を掲げ、持続可能な開発に向けた取り組みを強化しています。

クレセント社の未来展望



今後もクレセントコミュニティーズは、商業不動産開発において革新を続け、米国における脱炭素化の取り組みを強化していくことでしょう。同社の実績は、今後の不動産業界における理想的なモデルとなるかもしれません。クレセント社の今後の展開に注目です。


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