重工業製造のデジタル化を実現する「Proceedクラウド」
製造現場のデジタル・トランスフォーメーション(DX)が進む中、重工業分野でも新たなサービスが登場しました。株式会社東京ファクトリーが開発した「Proceedクラウド」は、製造現場の情報をクラウド上で見える化し、業務の効率化を目指す画期的なプラットフォームです。
背景と課題
重工業の製造現場では、作業の効率化と情報の共有に多くの課題が存在します。具体的には、紙の日報や各担当者のパソコンに保存された情報などが散在しており、製造状況を的確に把握することが難しい現実があります。さらに、新型コロナウイルスの影響で出張が制限されている中、外注先の製造状況も把握できずに困っている企業も少なくありません。
Proceedクラウドの特徴
「Proceedクラウド」は、こうした問題を解決するために開発されました。このプラットフォームは、分散している生産情報をクラウド上に集約し、工程写真をベースに製造状況を視覚化します。具体的な機能には以下のようなものがあります:
- - 写真整理・保存機能:製造過程での写真を管理しやすくするための機能。
- - 工程管理機能:各工程の進捗状況をリアルタイムで把握できます。
- - 写真へのコメント追加機能:熟練技術者が工程ごとにコメントを残すことで、知識の継承をサポート。
- - 電子小黒板機能:現場での迅速なコミュニケーションを可能にします。
- - 報告書(写真集)作成機能:業務報告に必要な資料を自動で生成できます。
これらの機能により、企業は現場の情報を一元化し、無駄な出張を減らしながら進捗をスムーズに確認できるようになります。特に、熟練技術者からのコメント機能は、自然な形で技能継承を促進することが期待されています。
β版体験企業の募集とデモンストレーション
「Proceedクラウド」の本格サービスに先立ち、β版体験企業を募集中です。体験企業として登録することで、実際にサービスを利用しつつ、その効果や使い勝手を体感することができます。
体験に関する詳細は、以下のお問い合わせフォームから確認が可能です。
お問い合わせフォーム
また、2020年10月7日(水)から9日(金)までインテックス大阪で開催される「設計製造ソリューション展」において、本サービスの初披露となるデモンストレーションが行われます。この機会に、実際の進捗確認が可能なデモを体験し、β版の実証実験の申し込みを行うことができます。
詳細はこちらから確認できます:
設計製造ソリューション展
会社概要
「Proceedクラウド」を開発した株式会社東京ファクトリーは、2020年4月に設立され、東京都中央区新富に本社を構えております。製造業向けのSaaS開発や業務改善コンサルティングを手掛けており、技術革新を通じて日本の製造業を支援しています。詳細は公式サイトをご覧ください。
公式サイト
製造業のデジタル化が進む中、重工業現場の新しいスタンダード「Proceedクラウド」が、今後どのように業界を変革していくのか注目です。