佐藤圭の55周年記念展「古代文字を現代空間へ」
2024年12月27日から2025年1月5日まで、東京・新宿にある京王プラザホテルのロビーギャラリーで佐藤圭の個展が開催されます。これは書歴55周年を祝うもので、20回目の個展です。展示される作品は100点余りで、訪れる人々に古代文字の深い魅力を伝えることを目的としています。
古代文字とは
「古代文字」とは、今から3000年以上前の古代中国で生まれた文字で、占いなどに使われていました。この文字は、当時の牛の肩甲骨や亀の甲羅に刻まれた「甲骨文字」や青銅器に鋳込まれた「金文(きんぶん)」を指し、形象を多く含むため独特の魅力があります。紙が存在しなかった時代に生まれたため、当時の文化や風習を反映しており、その形状には不思議なエネルギーが宿っています。
佐藤圭は、「古代文字は博物館の中だけにあるわけではなく、現代でも強い生命力を持っている。このエネルギーを再現し、観る人々にその力を伝えたい」と語っています。彼の作品は、太古の象形文字の構造を現代に蘇らせようとしており、その試みは多くの人々に感銘を与えています。
展示概要
- - 会期: 2024年12月27日(金)~2025年1月5日(日)
- - 開館時間: 10:00~17:00(最終日は15:00まで)
- - 会場: 京王プラザホテル・ロビーギャラリー
- - アクセス: 東京都新宿区西新宿2-2-1
- - 入場料: 無料
- - 展示内容: 書の大作から極小作品、陶器皿やタペストリーなど多種多様な作品が展示されます。
古代文字に興味がある方や、アートの世界に触れたい方には絶好の機会です。特に、書道や古代文化に関心がある人々にとっては、佐藤の作品が持つ深いメッセージを現代で感じることができる展示となるでしょう。
佐藤圭のプロフィル
佐藤圭は約54年間、古代文字をテーマに作品を制作し続けており、日本各地で個展を開いてきました。一方で、東京・名古屋・大阪では講習会も行い、古代文字の魅力を広める活動にも力を入れています。また、彼は国際的な美術展にも出展し国外でも高い評価を得ています。
佐藤は1970年に加藤光峰に師事後、様々な賞を受賞し、その実力を証明してきました。彼のアートは、海外でも受け入れられ、多くの国々での美術展を通じてその影響力を拡大しています。
お問い合わせ
本展覧会に関するお問い合わせは、らいら工房(メール:
[email protected])まで。
新宿で新しい年を迎える前に、古代文字の世界をぜひ体験してみてください。