大阪万博関連の国際イベントにおける講演
2025年9月24日、大阪・関西万博の関連イベントとして、京都市で国際ガス連盟LNG委員会の会議が行われました。この会議にはゼロボード総研の所長である待場智雄が登壇し、LNGバリューチェーンとカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みについて議論を交わしました。会議はオンラインでも配信され、より多くのリスナーに視聴されました。
国際ガス連盟の目的
本会議の主なテーマは、「LNG市場の動向とそのカーボンニュートラルへの寄与」です。様々な専門家が参加し、特に新燃料である「eメタン」に関する国際的な協力の重要性が強調されました。今日、エネルギー業界は脱炭素化の推進を求められており、待場所長もその一環として意見を述べました。
大阪・関西万博では、環境に優しい技術を利用したプロジェクトが展開されています。生ごみの発酵や空気からのCO₂回収技術を用い、再生可能エネルギーから生成したeメタンを厨房や熱供給に活用する実証実験が行われています。このような取り組みは、さらなる持続可能な社会への第一歩と言えるでしょう。
登壇メンバーとのディスカッション
待場所長は、日本ガス協会の吉田聡シニアアドバイザーがモデレーターを務めるセッションに参加しました。香港中華ガスの鄭暁光COOや大阪ガスの平林幹由資源・カーボンニュートラル事業開発部長らと共に、eメタンやグリーン水素がカーボンニュートラルの実現にどのように寄与するかを熱心に議論しました。
特に待場所長は、eメタンを含むカーボンリサイクル燃料(RCF)や再生可能エネルギー燃料(RFNBO)の国際的な認証制度の必要性と、その透明性の確保が重要であると強調しました。持続可能性と透明性は、今後の市場形成に必須の要素です。
カーボンニュートラル実現への貢献
ゼロボードは、今回の万博運営においてGHG(温室効果ガス)排出量の算定をサポートする機会を得ました。実績のある「Zeroboard Sustainability Platform」を用いて、温室効果ガスの排出量を的確に把握し、信頼性の高いカーボンニュートラルの実現を目指しています。待場所長は、国際的なネットワークを通じて得た知見を共有し続けることの重要性を説き、サステナビリティに向けた努力を続ける決意を表明しました。
終わりに
カーボンニュートラル社会の実現には、多くのステークホルダーとの連携が不可欠です。待場所長の発言は、未来のエネルギー市場の形成に向けて新たな一歩を踏み出すきっかけとなることでしょう。ゼロボードはこれからも、持続可能な社会への道を切り開く先駆者としての役割を果たしていくと誓います。