牛乳石鹸共進社株式会社(以下、牛乳石鹸)は、昨年3月に発売したフェムテックブランド「&fem(アンドフェム)」が、オイテル株式会社が提供する女性用個室トイレ広告メディア「OiTr ads(オイテル・アズ)」に広告で協賛することを発表しました。
この「OiTr ads」は、女性専用の個室トイレに見られるデジタルサイネージを活用した広告配信の仕組みで、広告協賛費の一部が生理用ナプキンの無償提供に活用される点が特徴です。取り組みの発表によると、牛乳石鹸は「国際女性デー」に当たる2025年3月8日及び「女性の健康週間」に合わせて、女性の一大悩みである生理に寄り添った支援を行う計画です。これにより、多くの女性がトイレで安心して生理用品を利用できるようになります。
女性は、生理・妊娠・出産・更年期といった、さまざまな健康上の悩みを抱えています。&femは、こうした悩みを持つ女性をサポートし、日常生活においても安心して過ごせるようにすることを目的としたブランドです。「&fem」には、「フェムケア泡ソープ」と「フェムケア美白ゲル【医薬部外品】」の2アイテムがあり、どちらもデリケートゾーンの気になるニオイを軽減する香料を配合しています。この香りは、リラックスできるアロマティックブルームの香りで、日常的なケアや生理中の使用にも適しています。
110年以上の歴史を持つ牛乳石鹸は、企業理念として「ずっと変わらぬやさしさを。」を掲げ、品質第一主義を守りつつ、新しい時代のニーズにも素早く応える努力を続けています。最近では、ボディケアやフェイスケア、ヘアケア製品を展開し、顧客の期待に応える製品開発を行っています。特に、&femというブランドの導入は、より多くの女性が自身の健康を意識し、心地よい生活を送るための助けとなることを目指しています。
一方で、オイテルは「トイレットペーパーと同じように、個室トイレに生理用品が行き届く社会」の実現を目指して、全国の女性用個室トイレに生理用ナプキンを常備する活動を行っています。全国274の施設に3,224台のデジタルサイネージを設置し、月間700万人以上が利用するトイレ内広告を通じて、企業の社会的価値の向上にも寄与しています。このような新しい形の広告メディアは、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを直接的に反映し、女性に向けたメッセージが広がるきっかけとなるでしょう。
今回の牛乳石鹸とオイテルの提携は、両社がそれぞれのビジョンと共鳴する形で実現しました。牛乳石鹸の「やさしさ」とオイテルの理念が結びつくことで、全ての人にとって快適で安全なトイレ環境の確立を目指します。広告協賛の取り組みを通じて、より多くの方に牛乳石鹸の価値を伝え、女性の健康を支える社会作りへの貢献を進めていく方針です。
行政や社会機関、企業が連携して目指すこの新たな社会的取り組みは、今後の展開にも注目が集まります。&femのブランドは、今後ますます注目されることでしょう。