小学生向けに皮膚科医監修の肌教材を無償提供開始

小学生が肌の大切さを学ぶ副教材の提供

株式会社ワン・パブリッシング（東京都港区）が、肌に関する知識を楽しく学べる小学校向け副教材「知れば知るほどおもしろい! 肌のひみつ探究ブック」を開発しました。この教材は、株式会社ファンケルとの共同制作によるもので、全国の小学校に無償で提供されます。

この副教材の目的は、将来的に肌の健康を損なうことを防ぐために、子どもたちにスキンケアの重要性を理解させることです。ファンケルが実施した調査によれば、9歳から12歳の子どもたちの肌は見た目が潤っているように見えても、実際には水分と油分のバランスが崩れがちで、肌トラブルが起こりやすい状態にあります。このような現状を受け、肌に対する関心を引き出すための副教材を制作することが決まりました。

教材の内容

「知れば知るほどおもしろい! 肌のひみつ探究ブック」は、全16ページでA5サイズ。親しみやすいイラストや、身近なテーマを用いて、子どもたちが肌への興味を持てるように構成されています。また、探究的な要素も含まれており、子どもたち自身が疑問に思ったことを深く学べるようデザインされています。

主な目次:

- 肌は何をしているの？
- 寒いとき・暑いとき、肌は変わる？
- 紫外線って何？
- 今の肌をチェック！
- 肌のトラブルを防ぐには何をすればいいの？
- スキンケアをやってみよう！
- 肌のこと、もっと知りたい！ Q&A

この教材は、保健指導をはじめ、総合的な学習の時間や理科、体育など様々な授業で活用できる内容です。さらに、教員向けの指導書も用意されており、「皮膚の働きと清潔」「思春期に起こる体の変化」「太陽の光と紫外線について」といったテーマを通じて、具体的な授業展開の例が紹介されています。

皮膚科医の監修による信頼性

本教材は、肌の専門家として知られるファンケルとともに、皮膚科医・小児皮膚科医である棟田加奈子先生の監修を受けています。棟田先生は、子どもたちの肌が薄く、水分や皮脂の量が大人に比べて少ないため、肌トラブルが起きやすいことに触れ、「この時期こそ、自分の肌に関心を持つことが重要です。正しいスキンケアを学ぶことで、未来の肌の健康を守るための第一歩になります」と強調されています。

申し込み方法

この副教材は、2025年11月18日までに申し込みを受け付けています。詳しい情報や申し込みは、以下のリンクからご確認ください。
知れば知るほどおもしろい! 肌のひみつ探究ブック

子どもたちが積極的にスキンケア習慣を身につけられるよう、教育者や保護者の皆さんもこの機会を利用して、サポートをしていくことが重要です。