サイオステクノロジーとNRISecの連携強化がもたらす新たなセキュリティの展望
昨今、企業のデジタル化やリモートワークが進行する中、サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオステクノロジー)は、NRISec(NRIセキュアテクノロジーズ株式会社)との協力を強化しています。この取り組みは、特権ID管理ソリューション「SecureCube Access Check」の可用性を向上させるためのものです。両社は今後、共同でセミナーなどのイベントを実施し、顧客のサポートに努めます。
協業強化の背景
デジタル化が進む中で、企業における情報セキュリティの重要性が高まっています。特に、システム管理者が持つ特権IDは高い権限を持ち、その適切な管理が求められています。これを怠ると、サイバー攻撃や内部不正のリスクが大幅に増加する恐れがあります。NRISecの提供する「SecureCube Access Check」は、特権IDの管理と保護に特化したソリューションであり、多くの企業に支持されています。
この度、両社は顧客のニーズに応えるため、技術的な協力を進め、「LifeKeeper」と「SecureCube Access Check」の統合を図ることとなりました。これにより、特権IDの高可用性を維持し、様々な業種で働く企業に安心を提供することを目指しています。
検証概要
環境設定
今回の検証は、Amazon EC2上で実施され、次のような環境が構築されました:
- - OS: Red Hat Enterprise Linux 8.10
- - Webサーバー: Apache 2.4.37
- - Webコンテナ: Tomcat 9.0.95
- - データベース: MariaDB 10.3
保護対象として、ACCoreやMariaDB、LDAPなどが挙げられます。「LifeKeeper」はこれらのソフトウェアを保護するための制御スクリプトを開発し、組み込まれています。
冗長化構成の詳細
「SecureCube Access Check」の冗長化構成の一例については、公式ページに詳細が掲載されています。両社の連携は、特権ID管理における高可用性の重要性を強調します。
コメント
NRISecのセキュリティソリューション事業本部長、足立道拡氏は「サイオステクノロジーとのパートナーシップ強化を心より歓迎しています。サイバー攻撃は時間や場所を選ばず発生するため、高可用性の特権ID管理は非常に重要です」とコメントしています。
サイオステクノロジーの常務執行役員、御舩洋氏も、「お客様の業務継続性を支えるため、可用性を向上させるために、お客様それぞれに最適なソリューションを提供していく所存です」と意義を述べています。
「LifeKeeper」と「SecureCube Access Check」の詳細
「LifeKeeper」は全世界で8万ライセンス以上の導入実績を誇るHAクラスター製品であり、アプリケーションレベルでの可用性を担保することが可能です。一方、「SecureCube Access Check」は、600以上の企業で採用されており、内部不正やサイバー攻撃に対する防御的な機能を提供するソリューションです。
両社の取り組みは、今後企業が直面するセキュリティニーズに対する道標となることでしょう。サイオステクノロジーとNRISecの連携強化は、企業のセキュリティを一層強化するための大きな一歩と言えます。
詳細な情報は、各社の公式ウェブサイトを確認してみてください。サイオステクノロジーは
こちら、NRISecは
こちらです。