gumi AmericaがAIスタートアップへ出資
2024年6月7日、株式会社gumiの子会社であるgumi America, Inc.が、米国カリフォルニア大学バークレー校とのAIインキュベーションプログラム『AI Entrepreneurs of Berkeley プログラム』(AIEB)と提携し、その一環として2社のAIスタートアップに出資を行ったことが報告されました。これにより、AI領域での新たな価値創出に向けた取り組みをさらに加速させることが期待されています。
AIEBと連携する理由
gumiは、モバイルオンラインゲームとブロックチェーン事業を中心に展開する一方、急成長を見せるAI市場にも積極的に関与しています。AIEBとの連携を通じて、米国市場におけるAI関連のベンチャーキャピタルや有力スタートアップとのネットワークを構築し、新事業の開発に力を入れています。
このプログラムは、AIスタートアップに対する支援を行うだけでなく、既存事業の革新や持続可能な成長を推進するための重要な基盤となります。gumiは、AIを核とした新たな価値の創出を目指して山をあり続けるとしています。
出資先のスタートアップについて
gumiが出資したAIスタートアップの一つが、Rimba社です。この企業は、サプライチェーンにおける持続可能なエネルギーの確保を目的とし、AIを駆使したソフトウェアを開発しています。Rimbaのソフトウェアは、データ処理やレポート作成を自動化し、持続可能性の証明書を生成。さらに、国際基準に基づいた定期報告や監査準備も効率化し、企業の持続可能性の確保をサポートしています。これにより、手作業による作業が最大70%も削減できる可能性があります。
もう一つの出資先Proko Park社は、アメリカの駐車場における課題を解決する自動駐車場管理サービスを提供。AIを活用し、ドライバーが効率的に駐車スペースを見つけられる一方、駐車場運営者には効率的な管理システムを提供しています。このサービスは、リアルタイムでの空き状況の把握や自動支払いを可能にし、ドライバーにとって快適な入退場プロセスを実現します。
AIEBの役割
AIEBとは、UCバークレーにあるアーリーステージのAIスタートアップ向けインキュベーターのこと。学生に対してAI関連の起業的サポートを提供しているこのプログラムは、世界中のAIの研究とビジネスをつなぐ重要な役割を果たしています。UCバークレーは、全米最高峰の公立大学としても知られ、多くの優れたAIスタートアップを輩出しています。
まとめ
gumiは、AI領域における成長を後押しするために、AIEBとの提携を強化し、出資先のスタートアップと共に革新的なサービスを展開することを目指しています。今後の展開にも大いに期待が寄せられています。