海洋問題に挑む
2025-04-18 10:52:21

茨城高専が国際交流を通じて海洋問題解決に挑む!

茨城高専が「KOSEN Global Camp 2024」を開催



茨城工業高等専門学校(茨城県ひたちなか市)が、創立60周年を迎えたことを記念して、2025年3月に国際的な教育プログラム「KOSEN Global Camp 2024」を企画しました。このイベントは、タイやシンガポールの学生と協力し、海洋プラスチック汚染といった環境問題の解決に向けた取り組みに挑むものです。

海洋プラスチック問題への挑戦



「KOSEN Global Camp 2024」は、ひたちなか市の自然豊かなロケーション【とちぎ海浜自然の家】で実施され、8日間にわたるプログラムが展開されます。この期間中、高専生と外国の学生が混成チームを組み、海洋プラスチック問題に対する具体的なアプローチを探ります。学生たちは、英語を使いながら議論を重ね、アイディアを出し合います。

知識を深める訪問先



プログラム中には、日本の海洋研究の最前線を知るために、JAMSTEC(海洋研究開発機構)やアクアワールド茨城県大洗水族館を訪れます。これらの施設で、海洋汚染の現状や取り組まれている研究について貴重な知見を得た学生たちは、その後のディスカッションに活かします。

チームディスカッションの進化



プログラムが進むにつれ、初めはぎこちなかった交流も次第に活発になり、最終日には「プラごみを集めながら海洋汚染について学ぶゲームアプリ」や「QRコードを利用した自動ポイント還元システム」など、実現可能なアイディアの発表が行われました。これにより、各国の学生が共通の目的に向かって結束し、一層の親交を深める姿が見られました。

文化交流の重要性



高校生たちは、ただ科学技術を学ぶだけではありません。プログラムの一環として、バーベキューやスポーツ大会、茶道や組木細工のワークショップなど、日本文化を体験する機会も用意されています。これにより、学生たちは異文化に対する理解を深め、さらなる交流の重要性を実感します。特に、茶道体験では参加者が着物を着て、日本の伝統文化に親しむ様子が印象的でした。

思い出に残る天体観測



また、帰国前日の夜には、天文部による天体観測が行われ、参加者たちは美しい星空の下で友情を深める特別なひと時を過ごしました。この瞬間は、国境を越えたつながりを象徴するような、心温まる場面となりました。

参加学生の感想



参加した学生は、「海外渡航の経験がほとんどなく、最初は不安だったが、異文化の学生との交流を通じて新たな好奇心が芽生えた」と語っています。8日間という短い期間であったものの、貴重な経験を通じて、今後は積極的に国際交流の場に参加したいという意欲が高まったようです。

高専の教育理念



茨城高専は、学生に21世紀型のグローバルスタンダード教育を提供し、科学技術や工学への理解を深めると同時に、起業家精神を育てることを目指しています。学生は職業選択だけでなく、人生設計や自立のためのスキルを身につけていきます。今後もこのような国際プログラムを通じて、次世代を担う若者たちの成長を支えていくでしょう。


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会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
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