建設業界の未来を支える!若手育成に挑む3社の取り組みとは
2025年7月30日、東京ビッグサイトで行われた「産業DX 総合展」内での特別講演セッションにて、次世代を担う若手の人材育成と定着に関するトークセッションが開催されました。このセッションには、大阪の三和建設株式会社、北海道の株式会社田中組、沖縄の株式会社屋部土建の三社が参加し、それぞれの取り組みを紹介しました。
1. 各社の取り組み
このセッションでは、各社がどのように若手の採用や育成に取り組んでいるかが具体的に語られました。
三和建設株式会社
三和建設では、「つくるひとをつくる」という理念のもと、「SANWAアカデミー」を運営しています。この取り組みは、ベテラン社員と若手が共同で学び合う場であり、受講状況は人事評価にも影響を与え、学びとキャリア形成を密接に結びつけています。
株式会社田中組
田中組では、社内メンバーが講師となる動画教育「田中組アカデミー」が設立され、現場の実情に即した教材を提供しています。これにより、社員は忙しい現場の中でも効率的に学びを深めることができ、モチベーションの向上にも寄与しています。
株式会社屋部土建
屋部土建では、自由参加型の学習促進施策「YABUアカデミー」を実施。ICTやAR技術を活用して現場教育を進めているため、実践的な知識を身に着けやすい環境が整っています。
2. 現場OJTと社内アカデミーの両立
それぞれの企業は、現場OJT(On-the-Job Training)と社内アカデミーのバランスをどのように取っているかについても議論しました。これらは単なる伝統的な教育手法にとどまらず、自社の特性に応じた柔軟な学びの構造を形成しています。
特に特徴的なのは、すべての企業が「現場の声を尊重する文化」を大切にしている点です。この文化は、制度設計やテクノロジー導入の土台となり、若手定着率の向上に寄与しています。
3. SORABITOの役割
また、登壇した三社は、SORABITOが提供するクラウド点検サービス「GENBAx点検」を導入しています。このサービスは、業務の効率化のみならず、現場からのフィードバックや対話を重視した文化を育む役割を果たしています。
結論
本セッションでは、若手が育成され、定着するための具体的な施策を3社が共有しました。それぞれの特色あふれる取り組みが、建設業界の人材育成をより発展させるきっかけになることが期待されます。今後も、現場に根ざしたアプローチとユーザーとの対話を通じて、業界全体の課題解決に貢献していくことが求められます。
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