栃木の地で誕生した純米吟醸『ARUSHIROI』
2024年12月14日から15日、栃木県那須千本松牧場において、地域の魅力を体感できるイベント「畑のマルシェ」が開催されます。このイベントでは、地域の女性たちが手掛けた日本酒『ARUSHIROI(アルシロイ)』が登場し、多くの視線を集めています。地元の新米や多様な農産物と共に、栃木ならではの味覚が楽しめる貴重な機会となっています。
今回の「畑のマルシェ」は、栃木県宇都宮にある宇都宮酒造と、15代続く米農家のmomo farmが協力して行うもので、地元産の日本酒、甘酒、酒粕、さらには新米や米粉を使用したお菓子などが販売されます。特に、目玉商品として紹介される『ARUSHIROI』は、その受賞歴からもその品質の高さがうかがえます。
女性が紡ぐ新しい日本酒の物語
『ARUSHIROI』は、栃木県の女性たちが力を合わせて作り上げた純米吟醸酒です。このプロジェクトにかかわるのは、米農家のmomo farmから大田原市で栽培された五百万石を使用する15代目の西岡智子さん、ラベルデザインを手がけた那須のクリエイターRari Yoshioさん、そして宇都宮酒造の管理栄養士今井亜紀さんです。彼女たちの手によって生まれたこの日本酒は、女性の優しさと力強さを象徴するものとして、特に女性に向けて作られています。
アルコール度数17%で、程よい酸味と濃厚な旨味が特徴。飲みごたえがありつつも、やや辛口のバランスが楽しめる一杯です。独自の製法により、味わい深く、様々な料理との相性も良いことで知られています。これまでにも、数々の賞を受賞しており、2021年のグルメ&ダイニングスタイルショーでは準大賞を、2022年にはInternational Wine Challengeで銀賞を受賞するなど、その評価は国内外に広がっています。
「畑のマルシェ」での特別体験
イベント期間中、参加者は『ARUSHIROI』の試飲を楽しむことができるほか、momo farmの新米の量り売りや、季節の野菜、ハーブ、さらには米粉を使用したお菓子など、地元の農産物を惜しみなく取り揃えます。また、温かい「夢の甘酒」も販売されており、リピーターを惹きつけるメニューの一つです。
千本松牧場の「にぎわい広場」では、地域の食材を活用した体験型イベントが定期的に行われていて、訪れる人々が栃木の新たな魅力を再発見する場となっています。新しく生まれ変わった牧場の環境づくりや地域生産者との協力も目立ちます。
まとめ
女性が中心となって作る『ARUSHIROI』の登場は、栃木県の新しい文化を引き出し、地域活性化にもつながる重要な一歩です。「畑のマルシェ」は、ただの物販イベントに留まらず、地域の人々との交流や、地元の豊かさを実感できる貴重なチャンスです。ぜひ、足を運んで、この良質な日本酒の魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。