Axis製カメラ向け国交省仕様コーデック変換ソフトを発表

画期的なプロトコルコンバーターの登場

株式会社アイ・ディ・ケイは、2024年9月1日に、アクシスコミュニケーションズのネットワークカメラ向けに専用のプロトコルコンバーターソフトウェア「PTC-A01」と「PTC-A01V」を発売することを発表しました。この新しいソフトウェアは、国土交通省の仕様に準拠した映像出力を可能にし、従来高額で選択が難しい国交省仕様の監視カメラに代わる手段を提供します。

国土交通省仕様への変換機能

特にこのソフトウェアの特筆すべき点は、Axis製ネットワークカメラが持つH.264映像を、国土交通省仕様に準拠した形式に変換できる能力です。この機能はネットワークカメラの利便性を大きく向上させ、公共インフラ監視におけるコストを大幅に削減することが期待されています。

PTZ制御コマンドの変換も可能

さらに、PTC-A01ではPTZ（パン、チルト、ズーム）制御コマンドの変換にも対応しており、カメラを遠隔から簡単に操作することが可能です。これは、監視システムからのコマンドをAxis製カメラ用に適切に変換することで実現されます。

簡単操作でスムーズな設定

このソフトウェアは、ウェブブラウザを通じて直感的に操作できる設計になっているため、専門的な知識がない人でも容易に設定を行うことができます。特別なハードウェアや複雑な設定は不要で、プラグアンドプレイの感覚で導入できる点が魅力です。

ラインナップの紹介

新製品には二つのバージョンがあり、PTC-A01はビデオコーデック変換とPTZ制御コマンド変換の両方を提供します。一方、PTC-A01Vはビデオコーデック変換のみ対応しており、それぞれのニーズに応じた選択肢を提供しています。
このプロトコルコンバーターの価格はオープン価格となっています。

Axis Communicationsについて

Axis Communicationsは、セキュリティ業界においてリーダー的存在であり、映像監視やアクセスコントロールなどさまざまなソリューションを提供しています。1984年にスウェーデンで創業し、現在では50カ国以上に4,000人以上の社員を擁し、革新的な技術を世界中に展開しています。

会社情報

株式会社アイ・ディ・ケイは、神奈川県大和市に本社を構える企業で、ProAVシステム市場向けに多様な業務用AV機器の開発・製造・販売を行っています。今回のプロトコルコンバーターも、同社の長年の経験と技術力を活かした製品です。
この新機能により、公共設備の監視がより容易かつ経済的になることが期待されています。詳細については、株式会社アイ・ディ・ケイの公式ウェブサイトをご覧ください。