小豆島の妖怪「カボソ」を探る企画展が妖怪美術館で開催
小豆島は、その美しい自然と豊かな文化で知られる島ですが、特に面白いのは、その地域に伝わる妖怪たちです。2026年5月23日から8月31日まで、妖怪美術館で「妖怪の話は知らんけど、カボソの話なら知っとるで」という企画展が行われます。本展では、小豆島に根付く妖怪「カボソ」に焦点を当て、この不思議な存在の実態や歴史を掘り下げる内容が紹介されます。
カボソとは?
カボソは、ニホンカワウソの別名として知られ、小豆島では人に化けて様々ないたずらをする存在。一方で、地元住民はカボソを妖怪と認識するのではなく、まるで家族のような身近な存在として捉えているのが印象的です。本企画展では、カボソの出現マップや、各地の伝承エピソードに加えて、カボソの正体であるニホンカワウソの生態にも触れながら、妖怪としての側面を考察します。
展示内容の詳細
展覧会は、小豆島全域でのカボソの出現エピソードを基にした地図が展開され、さらに各地のカボソに関する物語が現地の写真とともに紹介されます。
- - カボソのエピソード: 「ぼた餅を欲しがるカボソ」や「美しい娘に化けるカボソ」など、地域で語られる不思議なエピソードを集めて展示します。
- - 妖怪作品の展示: カボソの特徴に基づく造形作品や、妖怪画家・柳生忠平によるカボソの絵画も展示され、観客がその魅力に触れられる機会を提供します。
- - ニホンカワウソの生態: カボソの実像を知るために、ニホンカワウソの生態についても掘り下げ、地域の自然環境との関わりも考察します。
スタンプラリーを楽しもう
企画展の会期中には、館内で「カボソの痕跡を辿るスタンプラリー」を実施し、来場者が展覧会の内容を楽しみながら学べる体験が用意されています。全てのスタンプを集めた人には、オリジナルのステッカーが贈呈されます。
生物多様性を考える
本展は、毎年5月の最終水曜日に注目される「世界カワウソの日」に合わせて行われます。妖怪というテーマを通じて、私たちが直面する生物多様性や人と自然との共生について考える機会を提供するのです。また、カボソのような存在が社会においてどのように生き続けるのかを掘り下げ、未来の「ネイチャーポジティブ」な社会を模索します。
企画展の概要
- - 企画展名: 妖怪の話は知らんけど、カボソの話なら知っとるで
- - 開催期間: 2026年5月23日(土)〜8月31日(月)
- - 会場: 妖怪美術館(入館料が必要です)
妖怪美術館は小豆島の土庄町、迷路のまちに位置し、900点以上の妖怪関連作品を収蔵しています。地域の文化を反映しながら、現代妖怪がいかにして新しい物語を形成しているかを探求し、全世界に向けてその魅力を発信しています。ぜひ、この機会に妖怪の不思議な世界に足を踏み入れてみてください。