Nordic、IoTセキュリティ支持
2024-03-28 15:12:03

Nordic SemiconductorがIoTデバイスセキュリティ仕様1.0を支持しセキュリティ向上に貢献

Nordic SemiconductorがCSAのIoTデバイスセキュリティ仕様を支持



モノのインターネット(IoT)の領域で、Nordic SemiconductorはConnectivity Standards Alliance(CSA)が発表した新たな「IoTデバイスセキュリティ仕様1.0」と、その認証プログラムへの支持を表明しました。これにより、Nordicは無線IoT製品に関連するセキュリティ基準の向上へ向けた強い姿勢を示しています。

IoTセキュリティの進展



新しい仕様は、IoTデバイスのセキュリティを確保するための包括的なフレームワークを提供します。メーカーは製品デザイン初期段階から、これらのセキュリティ基準を考慮しなければなりません。これにより、国際的な基準に基づいた製品の設計が整備され、顧客にとってより安全なIoT製品が市場に出ることを目指しています。

その一環として提供される認証プログラムは、IoT製品が指定されたセキュリティ基準に準拠していることを示す Verification Mark を活用します。このマークにより、消費者は信頼できる製品を簡単に識別できるようになります。

Nordicの製品セキュリティディレクター、Frank Aune氏は、「CSAの仕様1.0は我々が目指す安全でつながった世界を実現するための重要なステップです」とコメントし、同社がセキュリティを最優先事項としていることを強調しました。

Nordicのセキュリティへのコミットメント



Nordicは、自社の製品がIoTデバイスセキュリティ仕様の要件を超えるセキュリティ機能を持つよう努めており、これにはnRF9160システムインパッケージ(SiP)やnRF5340システムオンチップ(SoC)といった製品が含まれます。これらはPSAレベル2を認定されており、今後発表予定のnRF54H20およびnRF54L15 SoCはPSAレベル3の要求に合致するよう設計されているということです。

この厳格なセキュリティ認証を通じて、Nordicの顧客は簡単に認証プロセスを進められ、安全なIoT製品を市場に投入できます。また、IoTデバイスセキュリティ仕様を製品開発に取り込むことによって、市場における競争力を高めています。

業界におけるリーダーシップ



Nordicは、ワイヤレスソリューションにおけるセキュリティの重要性を常に認識してきました。これに伴い、セキュリティ技術の研究開発に注力し、CSAを始めとした重要なイニシアチブに積極的に関与しています。

1983年に設立されたNordic Semiconductorは、ノルウェーに本社を置くファブレス半導体企業で、超低消費電力無線技術の提供に特化しています。現在、世界中で約1,000人の社員を抱え、Bluetooth Low Energyソリューションを含む幅広い製品を展開しています。

Nordicは、ANT+、Thread、Zigbee技術の他にも、最近では低消費電力を特徴とするLTE-M/NB-IoTソリューションについても市場に投入しました。さらに2021年にはWi-Fi技術を追加し、より多様な製品群を提供しています。これらの製品は、PC周辺機器やゲーム、スポーツ機器、家庭用電化製品など、さまざまな分野で採用されています。

Nordicの取り組みは、顧客にとってセキュリティの優れたIoTソリューションを提供し、安全な製品の市場浸透を後押ししています。

会社情報

会社名
ノルディック・セミコンダクター株式会社
住所
神奈川県横浜市西区花咲町6丁目145横浜花咲ビル 9F
電話番号
045-620-0162

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