脱炭素社会を目指すフィリックスのZEH賃貸住宅計画
フィリックス株式会社は、脱炭素社会に向けた具体的な施策として、全ての賃貸住宅をZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様にする計画を発表しました。2021年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画では、2030年以降の新築住宅にZEH基準を満たす省エネルギー性能の確保が求められており、フィリックスはこの流れに乗って積極的に取り組んでいます。
ZEH認証を取得した投資用アパート「Schueller kawana I」
フィリックスは2022年9月に、同社初のZEH評価基準「Nearly ZEH-M」の認証を取得した投資用アパート「Schueller kawana I」を完成させました。この取り組みを皮切りに、今後の物件はさらにZEH仕様を強化していく方針です。具体的には、2023年度には新たに着工する物件の50%、2024年度には80%、そして2025年度には全ての物件(100%)がZEH-M基準を満たすことを目指しています。
フィリックスのZEH仕様の特長
フィリックスのZEH-M仕様には、高いエネルギー削減率を誇る以下の特長があります。
- - 一次エネルギー削減率:20%以上
- - 外皮基準(UA値):0.40以下
- - 住宅版BELS評価:星5(最高評価)
- - 断熱等性能等級:5級(最高)
- - 一次エネルギー消費量等級:等級6(最高)
- - 劣化対策等級:等級3(最高)
これらの基準をクリアすることで、フィリックスは環境への配慮だけでなく、居住者にとっても快適性を提供しています。また、太陽光発電設備の導入を進めることで住まい全体のエネルギー自給率を高め、省エネルギーな暮らしを実現しようとしています。
企業としての取り組み
フィリックス株式会社は、設立以来投資用アパートの企画・開発から賃貸管理事業まで幅広く手掛けており、近年ではDX不動産事業や建築資材・設備機器の販売事業にも進出しています。さらに、建設業者向けの経営プラットフォーム「SHAKE」の運営も行い、業界全体の持続可能性を高める取り組みにも注力しています。
企業全体での取り組みによって、フィリックスは今後ますます環境負荷の少ない社会の実現に寄与していくことでしょう。
会社情報
- - 社名:フィリックス株式会社
- - 代表者:水野秀則
- - 所在地:名古屋市中村区名駅一丁目1番1号
- - 設立:2008年10月1日
- - ホームページ:フィリックス株式会社
フィリックスによるZEH住宅への移行は、地域社会にも貢献できるだけでなく、未来の持続可能な住宅モデルを構築する大きな一歩となることでしょう。