富山の若鶴酒造が地域文化を育む新たな挑戦。
富山県砺波市に位置する若鶴酒造株式会社が、新たに地域の文化を未来へ繋ぐプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、都市部の複業プロ人材と協力し、ウイスキー業界の発展と地域文化の持続可能性を高めることを目指しています。
若鶴酒造は、知られざる地域資源と技術を活用し、クラフトウイスキーの新たな潮流を切り拓いてきました。特に、2019年には全国初の鋳物製ポットスチル「ZEMON」を開発して、地域の伝統技術と酒造りを融合させる新たな価値を提供しています。この背景には、若鶴酒造の理念「100年後にも続く文化を、この土地で育てる」があります。
現在、同社は、地域と共に育む「百年倶楽部」樽オーナー制度の立ち上げに伴い、質の高い事業戦略パートナーを募っています。この制度では、世代を超えて受け継がれる文化を実現するための仕組みを構築し、顧客体験の設計やPR戦略の立案などを通じて、ウイスキー業界と地域社会の新たな価値創出を共に推進していく仲間を求めています。
若鶴酒造の代表取締役社長である稲垣貴彦氏は、独特の挑戦を求めています。氏は東京で外資系IT企業に勤務した後、家業に戻り、70年続くウイスキー製造を再興しました。「ZEMON」の開発により、世界中で高い評価を受けるようになったのは、彼自身の挑戦を選んだからこそ。稲垣氏は、酒造りの枠を超えた総合酒造メーカーに生まれ変わるため、観光や体験、宿泊関連の事業にも取り組んでおり、その核には「地域に根ざして世界に挑む」というミッションがあります。
また、株式会社XLOCAL(クロスローカル)は、このプロジェクトを支える地方特化型複業プロ人材マッチングサービス「チイキズカン」を運営しており、地方企業の挑戦をサポートしています。「地方の企業が世界を変える」というビジョンを持つ同社は、都市部の現役経営者や多様な専門知識を持つプロ人材と地方企業とのコラボレーションを促進してきました。
稲垣氏は今、このエキサイティングな時期に共に挑戦してくれる力強い仲間を求めています。「ものづくりが好きな人、地域を活性化したい人、世界に誇れる仕事がしたい人」と、どんな志でも受け入れる姿勢を示しています。一人ひとりの情熱と志を大切にし、変化を楽しむ環境を作ることが、若鶴酒造の成長に繋がると信じているのです。
このプロジェクトは日本酒・ウイスキー業界を先駆ける若鶴酒造にとって、新しい挑戦の象徴であり、地域における持続可能な文化の育成に繋がります。興味がある方は、ぜひ詳細を確認してください。
プロジェクト募集求人ページはこちらから:
チイキズカン プロジェクトページ
若鶴酒造の公式サイトもご覧ください:
若鶴酒造株式会社
今後の展望
今後も若鶴酒造は地域とのつながりを強化し、ウイスキーの製造と文化の発展に注力し続けます。彼らの挑戦を通じて、地方の企業が持つ潜在能力が高まり、世界に誇れる文化を育むことが期待されています。