坂本龍一の音楽人生に迫る『インタビュー:坂本龍一』
音楽界の巨星、坂本龍一の37年間にわたる貴重なインタビューをまとめた書籍『インタビュー:坂本龍一』が、2024年12月17日に株式会社リットーミュージックから発売されます。特装版も同時に販売され、この特別なコレクションには新たなコンテンツが追加されています。
この書籍は、リットーミュージックが運営している『キーボード・マガジン』や『サウンド&レコーディング・マガジン』に掲載された坂本のインタビューを集約したもので、音楽ファン必見の一冊です。インタビューの最初に取り上げられているのは、1980年の『キーボード・マガジン』に掲載された作品で、当時のYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のアメリカ・ヨーロッパツアーに関するものでした。
坂本龍一の音楽スタイルや裏側を知るための様々なトピックが網羅されており、彼が手がけた数々の名作についての考察や、制作プロセスが丁寧に語られています。特に、『左腕の夢』や『戦場のメリー・クリスマス』といったヒット曲や、映画音楽の受賞歴についても深く掘り下げられています。「音楽家坂本龍一」としての彼の成長過程、コラボレーションの広がり、さらには自身が創設した環境保護団体「more trees」への取り組みまで、多彩な視点から描かれています。
特装版には、坂本龍一とともに音楽を創り上げたアーティストのインタビューが含まれる特別付録『坂本龍一を語る』が収められており、大貫妙子やUA、さらに坂本と親交の深いアーティストたちの貴重なコメントが含まれています。また、映像作品上映会でのトークショーの内容も収録されており、彼の音楽とアートに対する情熱が語られています。
坂本龍一は、映画『戦場のメリークリスマス』での英国アカデミー賞作曲賞や、『ラストエンペラー』でのアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、音楽映画の分野でも注目されています。これまでに関わってきた映画作品は多岐にわたり、近年では『アフター・ヤン』や『怪物』などが話題を呼びました。これは、彼が常に革新を追求し、作品を通じて社会問題にも取り組んできた証です。
この本は、坂本龍一が音楽をどのように捉え、どのような手法を用いて創作を行ってきたのかを知るための貴重な資料です。彼の音楽がどのように世界に影響を与えたのか、これまでの軌跡を確認する良い機会となるでしょう。音楽ファンはもちろん、坂本のファンにとっても宝の山となること間違いありません。
さらに、両書ともに環境に優しいFSC認証紙を使用しており、坂本の持続可能な社会への思いを反映しています。
いかに坂本龍一が音楽と向き合い、彼自身の音楽的思想を形にしてきたのか、ぜひこの書籍を手に取ってその深淵に触れてみてはいかがでしょうか。予約は9月24日から開始され、音楽愛好家にとって見逃せないイベントとなるでしょう。彼の音楽は今もなお、多くの人々に愛され続けています。