副業報酬の多様化が進む中、80%が「お金以外」を受け入れ!
近年、副業に関する認識が大きく変化しています。株式会社JICU(佐賀県鳥栖市、代表取締役:水田侑宏)が実施した意識調査によると、副業の報酬を「金銭以外でも構わない」と答えた人は実に80%に達しました。この結果は、特に農産物やサービス利用権といった現物支給に関する関心の高さを示しています。
調査の背景と目的
かつては副業といえば金銭的報酬が主流でしたが、シェアリングエコノミーの発展や物々交換のプラットフォームが普及する中で、価値交換の形は多様化しています。この調査は、副業の報酬としての価値観の変化を探るために実施されました。副業希望者が85%に達する中、フリーランス人口も1.5倍に増加しています。
調査概要
- - 調査方法: インターネット調査(自社調査)
- - 調査期間: 2025年1月15日~1月21日
- - 対象者: 20-60代の男女で副業実施者および関心者
- - 有効回答数: 110名
副業の報酬、80%が「お金以外」でも受け入れ
調査では、「副業の報酬としてお金以外でも問題ない」との回答が80%に上りました。さらに、「全てお金以外で構わない」との回答も30%あり、金銭だけに依存しない報酬体型が浸透していることが伺えます。
受け入れられる報酬の内容
具体的に何が受け入れられているかを探ると、「農産物・食品」が69.1%で最も多く、次いで「サービス利用権(例:宿泊券)」が60.9%、そして「実績・経験として評価されること」が49.1%と続きました。これは副業において報酬のあり方が金銭から広がっていることを象徴しています。特に自由記述では「衣食住全て」や「ストックオプション」の提案も寄せられました。
重視される点は「実績作り」
副業の目的として「実績作り」を重視する声が61.5%に上りました。これはスキルアップや収入増加の面よりも重要視されていることを示しています。副業を以前から行いたい理由として「収入を増やしたい」が61.5%でトップとされましたが、今後は「キャリア投資」の観点からも注目が集まっています。
「ジョブグルメ」の新たな価値交換
特に注目すべきは「ジョブグルメ」です。このサービスは、農家や飲食店とフリーランス人材をマッチングし、報酬を「食べ物」として得られる新しい形態を提供しています。食の担い手は金銭的な負担を軽減しつつ、スキルを持つフリーランス人材に仕事を依頼します。このように、「ジョブグルメ」は副業の新たな流れを作り出しています。
企業紹介
株式会社JICUは、地域で働くことを誇りに思う社会を目指し、地域企業を支援するアクセラレーターとしての役割を果たしています。商品開発やマーケティングを通じ、地域型人材を介して実に様々なプロジェクトに取り組んでいます。特にフォーカスしているのは、地方創生型プロジェクトの創出です。
副業報酬の多様化が進む中、新しい形の価値交換を生み出す「ジョブグルメ」などの取り組みは、未来社会の働き方を大きく変える鍵となるでしょう。