子どもアドボカシーの導入を考えるセミナー開催のお知らせ
近年、児童福祉に関する法律が改正され、特に子どもの意見表明権を保障する仕組みが求められるようになりました。この背景のもと、子どもアドボカシーの重要性が高まっています。子どもアドボカシーとは、子どもの権利を擁護し、彼らの声を尊重する活動を指します。この度、子どもアドボカシーの導入に向け、疑問を解決するためのセミナーが開催されることになりました。
セミナー開催の背景
2019年の児童福祉法の改正は、子どもの意見表明権を保障するための仕組み作りを促進しました。2022年6月にはこの改正が成立し、社会的養護の分野でも子どもの声を聞く制度が本格的に始まろうとしています。この運動を地域で進めていくためには、子どもに関わる全ての人々が協力していく必要があります。
そこで、このセミナーでは、各地で進んでいる子どもアドボカシーの事例を紹介し、地域での展開に向けての課題を話し合う場とすることを目的としています。具体的には、大分県や江戸川区、明石市という先進地域の事例を取り上げ、それぞれの取り組みを共有します。
先行事例の紹介
- - 大分県:この地域では、大学が中心となって、若者たちの参加を促しながらアドボカシー活動が進められています。
- - 江戸川区(東京):ここでは、児童相談所を利用して、子どもの権利を大切にする取り組みが進められています。社会的養護の経験者がアドボケイトとして活躍している点も特徴です。
- - 明石市(兵庫):全国初の試みとして、弁護士会が「子どもの意見表明支援員制度」を制度化しました。
これらの先進事例を通じて、子どもアドボカシーの基本的な理念を学び、地域での運用に関する具体的な課題を話し合う予定です。
セミナー実施概要
- - 対象:自治体で子どもアドボカシーの推進担当になった方や、取り組みについての課題を共有したい方、若者と協力して活動を進めたい方など、幅広い方に参加していただけます。
- - 日時:2022年9月26日(月)18:00~20:30(予定)
- - 会場:オンラインでの開催となります。
プログラム内容
1. 先行事例紹介
- 大分県、江戸川区、明石市から、それぞれの取り組みや課題についてお話しいただきます。
2. 全国展開の課題
- 全国の事例を基に、広がりを持たせる際の課題を共有します。
3. 質問セッション
- 登壇者に直接質問ができる貴重な機会です。
参加費用について
参加費は、会員は1,000円、非会員は2,000円ですが、会員に新規加入される方も会員価格で参加可能です。
申し込み方法
専用申込フォームからお申し込みください。詳細は
こちらをご覧ください。
NPO法人全国子どもアドボカシー協議会について
この協議会は、子ども・若者とのパートナーシップのもと、アドボカシー活動を推進しており、子どもの声を大切にする社会の実現を目指しています。
詳しくは
こちらをご覧ください。