自然災害への備え
2020-03-09 14:10:05

自然災害への備えが望まれる中での家族の安否が最重要視される調査結果

自然災害に対する意識と備えについての調査結果



最近、ディプロマット・ジャパンによる調査が行われ、自然災害に対する意識が浮き彫りになりました。調査対象は20歳から69歳の男女1,000名で、自然災害が発生した場合に心配されることや、対策の有無、情報入手手段などについての結果が得られました。全体的に、自然災害に対する不安が高まっていることが示されています。

心配なことのトップ


まず、自然災害が起こった場合に何が最も心配かという設問では、「家族の安否」が71.8%で最も高い結果を示し、次に「家屋の倒壊や破損」が65.6%と続きました。ほかにも「断水」が59.4%、「停電」が56.4%と続き、特に40代では貴重品や思い出の品の紛失への不安が見られました。

自然災害への準備状況


調査では、自然災害の対策が整っているかどうかも問われました。その結果、66.7%の人が特に対策をしていないと回答しました。地震に対する対策を行っていると答えたのは27.2%にとどまり、自然災害への不安を感じながらも実際の準備が不足していることが明らかになっています。地域ごとの傾向も見られ、九州や沖縄では台風対策に重点が置かれている様子が伺えます。

情報の入手手段


自然災害が発生した場合、どのメディアから情報を得るつもりかについて尋ねたところ、「テレビ」が68.2%と最も多く、次いで「ラジオ」が48.8%、「ニュースサイト」が41.8%という結果になりました。特に20代では、SNSを情報源として活用する意向が高く、世代によってメディアの利用方法に違いが見られました。

避難のタイミング


次に、自然災害が発生した際の避難のタイミングについて尋ねたところ、44%が「避難勧告・避難指示が発令されたとき」に避難すると答えました。さらに、「避難準備が発令されたとき」は16.7%、意外にも「早期注意情報が発表されたとき」の回答は少数派でした。

アンケートのその他の結果


また、避難時に持っていく物については「現金」が90.3%と最も多く、「携帯電話」は82.4%、次いで「通帳」が68.0%でした。これは、自然災害が発生したときに重要な資産や連絡手段を失ったときの影響が大きいことを示唆しています。

災害時の出勤意識


最後に、災害時における出勤の意識についても調査が行われました。台風や地震発生時でも出勤する人が6割以上おり、避難勧告が発令されても出勤する人は約三割に及びました。これは、仕事の重要性が時として個人の安全よりも優先されることを反映しています。

結論


この調査結果からわかるように、自然災害に対する不安は高まっているものの、それに対する具体的な準備は十分とは言えない状況が続いています。特に家族の安否が最も重視されていますが、日常的な防災対策の見直しが求められています。災害がいつ起きても対応できるように、各自が備えを強化する必要があるでしょう。

会社情報

会社名
ディプロマット・ジャパン株式会社
住所
東京都大田区西蒲田7丁目48-3大越ビル8階
電話番号

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