山の手空襲80周年記念イベント
2024年7月13日、港区立青南小学校体育館において「山の手空襲80周年 朗読と音楽の集い」が開催されます。このイベントは、戦時中に港区で経験された空襲の記憶を次世代へと引き継ぐための取り組みの一環です。
背景
港区(当時は芝区、麻布区、赤坂区)は、1945年の東京大空襲など、数度にわたり空襲の被害に遭いました。特に、5月24日から26日にかけて行われた山の手大空襲は、芝区の一部や麻布区、赤坂区の広範囲にわたって大規模な爆撃を引き起こし、甚大な被害をもたらしました。その中でも、5月25日の夜間の空襲は多くの命を奪い、地域の歴史に深刻な傷を残しました。
このような歴史を風化させることなく、次の世代に伝えることが重要です。その目的で、平成28年以降、山の手空襲を語りつぐ集い実行委員会が様々な活動を行っています。今年は「港区平和都市宣言」40周年を迎え、特に意義深い集いの実施にあたります。
集いの内容
日時と場所
- - 日時:2024年7月13日(日曜日)、午後1時から3時まで(開場:午後0時30分)
- - 場所:港区立青南小学校体育館(港区南青山4丁目21番15号)
イベント概要
- - 山の手空襲体験者によるお話:実際にその時代を生き抜いた方々のお話を通じて、当時の状況を学びます。
- - 児童・生徒・学生による体験談の朗読:近隣の学校の児童たちが、空襲に関する体験談を朗読し、戦争の影響を未来に伝えます。
- - ピアノおよびヴィオラの演奏:音楽を通じて平和のメッセージを伝えます。演奏者としてピアノの佐藤麻理氏、ヴィオラの飯顕氏が参加します。
この集いは、戦争の記憶を未来に繋ぐ重要な機会であり、参加者を通じて平和について考える場を提供します。若い世代をはじめとする多くの方々にお越しいただき、共に平和について思いを巡らせる時間を過ごしてほしいと思います。
参加の呼びかけ
このイベントは、地域の皆さんだけでなく、広く一般にも開放されています。歴史を知り、平和な未来を築くために、ぜひご参加ください。行動が意識を変え、次の世代に繋がるはずです。
平和を願う心を込めて、あなたの参加をお待ちしております。