姫路城春の特別公開に行こう!
毎年春になると、多くの観光客が訪れる名城、姫路城。その姫路城がこの春、特別公開されることが発表されました。この公開は、大正元年から続く一般公開の歴史の中で初めて、全ての小天守が同時に開放されます。この特別な機会を逃さないためにも、ぜひ訪れてみてください。
期間と時間について
特別公開は令和7年4月12日(土曜日)から4月25日(金曜日)まで実施されます。営業時間は午前9時から午後4時までですが、最後の受付は午後3時までですので、必ずその時間を考慮して訪れましょう。特別公開エリアの受付は、天守群内にある「イの渡櫓」で行われますので、まずはこちらで確認を。
公開されるエリアについて
公開される場所は、以下の通りです:
- - 東小天守
- - 乾小天守
- - 西小天守
- - イの渡櫓
- - ロの渡櫓
- - ハの渡櫓
乾小天守
乾小天守は、天守曲輪の北西に位置し、建設当初は「いぬい(戌亥)やぐら」と称されていました。この天守は外観が三重で、内部は地上4階、地下1階の構造です。特に乾小天守の火灯窓からは、壮大な大天守が見渡せ、素晴らしい景色を楽しむことができます。さらに、東を眺めると連立式天守の全貌や中庭の様子も確認できるため、必見のポイントです。
西小天守
次に、三層三階地下二階構造の西小天守があります。ここは、籠城時に敵の攻撃から天守を守るための重要な防御拠点でした。そのため、登城ルートや門の配置を見下ろしながら、歴史の重みを感じることができるでしょう。
渡櫓について
イ・ロ・ハの渡櫓も特別公開されます。これらはどれも外観が二重、内部が地上2階、地下1階の構造となっています。特にロの渡櫓は、現存する中で最大級のスケールを誇り、映画の撮影にも使用されたことがあるため、その歴史や文化に触れる良い機会です。
東小天守
最後に、天守曲輪の北東に位置する東小天守。建設当初には「うしとら(丑寅)やぐら」と呼ばれていたこの天守も、外観は三重、内部は地上3階、地下1階という立派な構造です。
料金について
姫路城を観覧する際の料金は、以下の通りです。大人(18歳以上)は1,000円、小人(小学生・中学生・高校生)は300円、未就学児は無料です。なお、別途で姫路城縦覧料が必要となりますので、予めご準備を。
この特別公開は、姫路城の魅力を再発見する絶好のチャンスです。春の訪れと共に、歴史を感じながら美しい天守を堪能してみてはいかがでしょうか。思い出と共に素晴らしい体験が待っています。