OLYSENSEの海外発売
2025-09-30 22:17:10

オリンパス、AIを搭載したOLYSENSEを北米と欧州で発表!

オリンパスが米国と欧州でOLYSENSEを発表



オリンパス株式会社は、人工知能(AI)を活用した新しいコンピューター支援診断(CAD/AI)ポートフォリオ「OLYSENSE」の発売を発表しました。これは、特に内視鏡検査における患者ケアの質を向上させるための重要なツールです。OLYSENSEは、AI技術を使い、病変の早期発見、臨床成果の向上、診療フローの効率化に貢献します。

近年の高齢化や消化器疾患の増加により、内視鏡検査を必要とする患者が増加傾向にあります。これに対し、消化器内科医は、業務の負担や人材不足、限られた資源など、多くの課題に直面しています。このような状況を背景に、AIやデータを活用することで、診察の効率を上げ、医師がより良い患者ケアに専念できる環境を整える必要があります。

オリンパスは、OLYSENSEを通じて次世代の内視鏡エコシステムを構築します。この新しいプラットフォームでは、最初に3つのアプリケーションが導入され、上下部消化管の病変検出、診断、解析を対象としています。具体的には、以下のアプリケーションが含まれています。

アプリケーションの紹介



1. CADDIE(キャディー)
大腸内視鏡検査に特化したこのAIソリューションは、結腸ポリープの検出と特性評価を支援します。豊富なデータセットを基に内視鏡映像を解析し、難発見の病変も特定します。

2. CADU(キャドゥー)
バレット食道の患者に向けたこのアプリは、異形成の可能性が高い部位を特定し、医師の診断精度を向上させるためのツールです。

3. SMARTIBD(スマートアイビーディー)
潰瘍性大腸炎の評価を行うこのアプリは、MAYOスコアに基づき視覚的特徴を解析し、診断の精度を高めます。

これらのアプリケーションは、オリンパスの内視鏡システム「EVIS X1」とシームレスに連携し、医療機関での導入をスムーズにします。また、クラウドベースで最新のソフトウェアに常時アクセスできる点も利用者にとって大きなメリットです。

認証と展望



ECマーケティングでのCADDIE、CADU、SMARTIBDは高い基準を持ったCEマークを取得し、米国ではCADDIEのCADe機能がFDAから認可されてます。ただし、これらのアプリは日本国内では承認を受けていないため留意が必要です。

オリンパスの執行役員、消化器内視鏡ソリューション事業担当のキース・ベティガー氏は、「OLYSENSEの導入は、患者がより早期により正確な診断を受けられる手助けをする大きな前進です」とコメントし、医師が必要な情報に基づいて診療できる環境作りを目指す意義を強調しました。

未来に向けて



オリンパスは、OLYSENSEを通じた診療の効率化と質の向上を目指し、消化器内科ユニットのデータ接続や病院システムとの連携を強化していきます。また、長期的な視点でOLYSENSEの開発を続け、世界中の医師のニーズに応じた新機能を提供することを目指します。

このように、オリンパスのOLYSENSEは、単なる製品の枠を超え、未来の医療を支える根幹となる存在として期待されています。今後の動向にも注目です!


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会社情報

会社名
オリンパス株式会社
住所
東京都八王子市石川町2951
電話番号

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