EOS M 290-2 金属3Dプリンター NTデータ ザムテクノロジーズ

株式会社NTTデータ ザムテクノロジーズは、2024年7月より製造業向け金属3Dプリンター『EOS M 290-2』の販売を開始しました。

EOS M 290-2は、レーザー粉末床溶融結合法（L-PBF方式）を採用した金属3Dプリンターです。世界シェアNo.1のEOS M 290をベースに、2本の400Wレーザーを搭載することで、造形時間を大幅に短縮し、生産性の向上を実現しました。

従来のシングルレーザーモデルであるEOS M 290と比較して、造形時間が短縮されることで、部品の製造コスト削減につながります。

EOS M 290-2は、これまでEOSグループのAMCM社が『AMCM M 290-2』として開発・製造・販売を行っていましたが、より広範な市場ニーズに応えるため、EOSの標準機としてラインナップに加わりました。これにより、EOS M 290シリーズは、スタンダードモデルのEOS M 290、銅や銅合金での製造に最適なEOS M 290 1kW、そして生産性向上を実現するEOS M 290-2の3機種展開となりました。

EOS M 290-2の特長は、デュアルレーザーによる造形時間の短縮と、シングルレーザーモデルと同等の材料特性を維持している点です。また、最大7.0m/sの冷却機能付きデジタルスキャナを搭載し、高精度な造形を可能にしています。

北欧企業のAMEXCIは、EOS M 290-2をパイロットユーザーとして採用し、試験製造において部品単価を76%削減することに成功しました。これは、EOS M 290-2の生産性向上効果を示す顕著な例と言えるでしょう。

EOS M 290-2は、比較的小さいサイズの部品の連続生産に最適な金属3Dプリンターです。製造業における生産性向上、コスト削減、リードタイム短縮などに貢献することが期待されます。

NTTデータ ザムテクノロジーズは、EOS M 290-2の販売開始と共に、用途開発から製造まで、3Dプリント技術の導入をワンストップで支援する体制を構築しています。3Dプリント技術の導入を検討されている企業は、ぜひ同社にご相談ください。
EOS M 290-2は、金属3Dプリンターの進化を感じさせる製品と言えるでしょう。デュアルレーザーを搭載することで、生産性を飛躍的に向上させ、部品単価の削減を実現しました。

従来の金属3Dプリンターでは、造形時間に時間がかかり、コスト面でも課題がありました。しかし、EOS M 290-2は、これらの課題を克服し、製造業の生産性向上に大きく貢献するポテンシャルを秘めていると感じます。

特に、比較的小さいサイズの部品の連続生産に適している点は、製造現場における活用を期待させるものです。これまで金属3Dプリンターの導入を躊躇していた企業にとっても、魅力的な選択肢となるのではないでしょうか。

また、NTTデータ ザムテクノロジーズがワンストップで導入を支援する体制を整えていることも大きな強みです。用途開発から製造まで、専門的なサポートを受けることで、企業は安心して3Dプリント技術を導入できます。

今後、EOS M 290-2が製造業の現場でどのように活用されていくのか、注目していきたいです。