日本唯一、アジア最大級の蒸留酒コンペ「TWSC2025」の結果
日本の蒸留酒の祭典である「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」の2025年版が開催され、その成果が発表されました。今年で記念すべき7回目を迎えたこのコンペは、アジア最大規模を誇り、国内外から多くの蒸留酒が出品されました。
出品数と受賞結果
今年の出品数は、洋酒部門に639アイテム、焼酎・泡盛部門に190アイテムと、合計829アイテム。中でも、最も栄誉を得た「BEST OF THE BEST」には、洋酒部門では4本、焼酎・泡盛部門では3本が選ばれました。特に洋酒部門は最高金賞の受賞率が上位5%、焼酎・泡盛部門では10%という狭き門でした。
BEST OF THE BESTに輝いた銘柄
TWSCの目玉企画「BEST OF THE BEST」では、カテゴリーを問わずナンバーワンを決定します。審査を通過した最高金賞と金賞から選出されたアイテムが対象で、今年は以下のような素晴らしい蒸留酒が受賞しました。
洋酒部門
- カバラン 蘭(Kavalan Distillery)
- カバラン ソリスト PXシェリーカスク カスクストレングス(Kavalan Distillery)
- スタッグ(明治屋)
- 東京ドライジン(Blue Rabbit Distillery)
焼酎・泡盛部門
- 天使の誘惑(西酒造)
- 麦汁 44度(豊永酒造)
- 海乃邦 15年貯蔵古酒(沖縄県酒造協同組合)
審査について
TWSCでは298名の専門家が参加し、公正かつ透明性のあるブラインドテイスティングを行いました。この審査員はバーテンダーや酒販店、インポーター、プレス関係者など、蒸留酒を愛する仲間たちです。彼らは銘柄を非公開で評価し、多様なバックグラウンドを持つ人々によって選ばれたギフトの数々です。
出品統計
エントリー数は前年に比べて、洋酒部門は22件増加し、焼酎・泡盛部門は25件減少しました。ジャパニーズウイスキーとタイワニーズ・アジアウイスキーの出品数は昨年比約54%増、ニューメイクとニューボーンは約150%増となっています。
特別賞や授賞式について
今回のコンペでは、「ベストカテゴリー賞」や「ベストコストパフォーマンス賞」などの特別賞もあり、公式発表は2025年の5月末が予定されています。特に「ベストディスティラリー賞」は授賞式でサプライズ発表されるため、多くの期待が寄せられています。
TWSC2025授賞式と大試飲会
2025年8月3日には、明治記念館にて授賞式と大試飲会が行われます。授賞式では最高金賞や特別賞が発表され、多くの酒造メーカーが集まります。一般参加も可能で、参加者は200mlのボトルを受け取ることもできます。
大試飲会では、700種類以上の蒸留酒が試飲できる予定です。さらに、初の試みとしてカクテルブースやスペシャルトークセッションも設けられる予定です。
TWSCについて
東京ウイスキー&スピリッツコンペティションは、ウイスキー評論家の土屋守氏が実行委員長を務め、日本の文化を背景とした高品質な蒸留酒を評価する貴重なイベントです。お気に入りの逸品を見つけるチャンスをお見逃しなく!