光州ビエンナーレ日本パビリオン
2024-07-20 11:21:28

第15回光州ビエンナーレに日本パビリオンが出展!アートで記憶を呼び起こす

第15回光州ビエンナーレにおける日本パビリオン



2024年9月7日から12月1日まで開催される「第15回光州ビエンナーレ」では、日本パビリオンが新たに設置されます。福岡市が主催し、日本は初めて光州市の現代アートの祭典に参加することとなります。このビエンナーレは、アジア圏で重要な国際アートイベントとして知られており、今年は30か国から73組のアーティストが集結します。

日本パビリオンのキュレーターには文化研究者の山本浩貴氏が就任し、福岡市を拠点に活動するアーティスト、内海昭子さんと山内光枝さんがその展示を担います。

「記憶すべきこと」



本パビリオンのテーマは「私たちには(まだ)記憶すべきことがある」と設定され、戦後の歴史やその教訓に立脚した展示が行われます。光州は1980年代の民主化の闘争の舞台として知られ、その歴史的背景を深く考察することが求められています。展覧会では、光州抗争の記憶やそこから派生する沈黙に焦点を当て、観客にその意味を問いかける仕掛けとなっています。

内海昭子さんのアート



内海昭子さんの作品は、「音」と「連鎖」をテーマにしたインスタレーションで、空間全体に響く音を作品によって生み出します。さまざまな金属棒が回転し、互いに触れ合うことで生成される音は、過去から現在へと流れる人々の声の象徴でもあります。韓国の伝統的な音の文化に引き寄せられ、彼女の作品は聴く人々に深い感動を与えることでしょう。内海さんは、繋がりを重視する作品を通じて、観客を過去と未来の交差点へと誘います。

山内光枝さんのアプローチ



もう一人のアーティスト、山内光枝さんは、地元の人々と共に過ごすことで得られる「沈黙の声」を捉えようと試みています。彼女の作品は、映像を通じてその土地の歴史や人々の記憶を現代に繋げることに重点を置いており、特に重要な出来事や感情を可視化する視点が特徴的です。光と闇の間の揺らぎや、沈黙の中に隠れた声に対する反映を作品に込めます。

参加アーティストとキュレーター



日本パビリオンでの展示は、両アーティストの個性を生かし、それぞれが持つメッセージを現代の文脈で再考させるものとなります。また、主催者側では、これらのアートを通じて、歴史の教訓を如何に未来へと繋げられるかについての重要なメッセージも発信します。

開催概要



光州ビエンナーレは、現代アートの多様性を称え、アジアの創造的なアイデンティティを発信する重要な機会です。福岡市が初めて設置する日本パビリオンでの展示を通じて、アートが持つ力やその影響を感じ取ることができることでしょう。ぜひ、未来の世代が大切にすべき「記憶する力」を再確認するために、多くの方々のご来場をお待ちしています。

詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト 光州ビエンナーレ


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会社情報

会社名
福岡市役所
住所
福岡県福岡市中央区天神1-8-114階
電話番号

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