三井ダイレクト損保が受賞したIT賞の全貌
三井ダイレクト損害保険株式会社は、公益社団法人企業情報化協会が主催する第42回IT賞において、「IT賞(マネジメント領域)」を受賞しました。この表彰は、ITを巧みに活用してビジネス革新を成し遂げた企業を表彰する制度で、1983年から続く伝統ある盾です。
受賞の背景
今回の受賞にあたって、三井ダイレクト損保は、レガシー化した既存システムから最新のIT設計思想や新技術を取り入れた次世代基幹システム「Trusty」への移行におけるマネジメントを評価されました。このシステムの導入によって業務の効率化が進み、さらにはお客様へのサービス価値の向上が期待されています。
IT賞とは?
IT賞は、企業や団体のデジタル活用によるビジネスの革新を評価するものであり、毎年多くの企業がノミネートされます。特に「マネジメント領域」においては、業務効率化や業績向上に寄与した取り組みが評価対象となります。
受賞テーマと理由
三井ダイレクト損保の受賞テーマは、「創業以来のシステムを次世代システムに再構築し、会社のリブランディングに大きく貢献」することです。このリブランディングの一環として、同社は全社を挙げて新たな目標を掲げ、特に「強くてやさしい」企業を目指す取り組みを進めています。
Trustyシステムの導入
新システム「Trusty」は、SaaSを活用したコンタクトセンターの刷新や、マーケティングオートメーションの導入を経て、2024年6月からの稼働を予定しています。この新しい基幹システムは、開発効率性と保守性の向上も考慮されており、従来のシステムの問題点を解消するためにフルスクラッチ開発で進められました。
開発へのこだわり
フルスクラッチ開発により、これまではブラックボックス化していた既存システムを調査し、新しい業務要件を取り入れることに成功しました。特に、マイクロサービスとコンテナ設計を用いたシステム構築は、同社の技術力を示すものです。これにより、今後の事業展開に向けた体制が整えられ、人材育成にも寄与すると評判です。
結論
このように、三井ダイレクト損保は、「Trusty」の導入を通じて業務改革を推進し、IT賞を受賞するに至りました。今後も、同社の成長と新たなサービス価値の提供に期待が寄せられています。レガシーからの脱却を果たした企業がどのように進化し続けるのか、ますます注目です。