立科町、レイクリゾート構想
2022-07-29 10:00:13
立科町、女神湖エリアを「レイクリゾート」として再生へ!自然と暮らしを融合した次世代の別荘地を目指す
立科町、女神湖エリアを「レイクリゾート」として再生へ!自然と暮らしを融合した次世代の別荘地を目指す
長野県立科町は、女神湖を中心としたエリアを「レイクリゾート」として再生させる取り組みを本格化させます。豊かな自然と、仕事や暮らしを楽しめる環境を融合することで、従来の別荘地とは異なる、次世代型の滞在空間を創造し、観光客だけでなく移住者も呼び込む計画です。
時代の変化に対応できない別荘地の現状
立科町は、女神湖を中心とした豊富な自然資源を背景に発展してきた観光地・別荘地です。夏は涼しい高原で過ごし、冬はウィンタースポーツを楽しむなど、年間を通じて様々なアクティビティを楽しむことができます。
しかし、近年、エリアには80年代に建設された団体客向けの宿泊施設が多く、老朽化が進んでいることに加え、個人客への対応など、時代の変化を捉えた改修が行われていない状況です。また、別荘所有者の高齢化により、売却を希望しても、買い手が見つからないケースも増え、別荘地としての衰退が懸念されていました。
「レイクリゾート」構想で観光地再生へ
そこで、立科町は、観光庁の補助事業を活用し、豊かな自然資源と中長期滞在という新しい観光需要を掛け合わせることで、時代に合わせたレイクリゾートへ進化させる取り組みをスタートさせました。
事業概要
今回の事業では、以下の3つの取り組みを軸に、女神湖エリアの再生を目指します。
1. 宿泊施設の高付加価値化改修・観光施設の改修・廃屋の撤去: 老朽化した観光施設の改修や廃屋の撤去により、景観を向上させ、レイクビューを活かした施設用地としての活用やエリアの賑わいを創出します。また、宿泊施設の高付加価値化改修を行うことで、個人客への対応など時代のニーズに合わせたサービス提供を可能にします。
2. 公的施設の観光目的での利活用のための民間活力の導入: 女神湖の湖畔に位置する女神湖センターを、周辺宿泊施設の滞在者や観光客向けのシェアオフィスとして整備します。旅先で仕事をしながら滞在できる環境を提供することで、中長期滞在や多拠点居住を望む層に対応します。
3. 貸別荘の実証実験: 買う以外の選択肢を増やすことで、中長期滞在や多拠点居住など、これからの時代の多様なライフスタイルに合った別荘のあり方について実証実験を行います。
茅野市との連携で「レイクリゾート構想」を推進
7月6日には、立科町は白樺高原・蓼科高原において、行政と民間事業者で協力しながら女神湖・白樺湖・蓼科湖の湖をつなげ、日本のレイクリゾートの象徴的エリアとなるべく、長野県茅野市と「レイクリゾート構想」を合同発表しました。
立科町は、今回の補助事業を通じて女神湖を中心としたエリアの整備を行い、「レイクリゾート構想」をさらに推進していきます。
自然と暮らしを融合した新たな別荘地の誕生
立科町は、今回の取り組みを通じて、自然の中で働き、暮らすように滞在できる、次世代型の別荘地を創造し、観光・別荘・移住の好循環を目指しています。
会社情報
- 会社名
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立科町
- 住所
- 長野県北佐久郡立科町芦田2532
- 電話番号
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