台湾における日本食品安全講座の概要
2024年10月9日、台湾の国立高雄科技大学にて「日本における放射性物質に関する食品の安全性確保」をテーマとした講座が開催されます。この講座は、一般社団法人日本食品安全支援機構の主催のもと、日本の農畜水産物や食品に関する放射性物質のリスクを理解し、台湾での輸入規制の緩和を目指すものです。
背景
東日本大震災に伴う原発事故の影響で、台湾を含む6カ国・地域では日本からの食品輸入に関する規制が続いています。特に、台湾は2023年において、日本からの食品輸出額が1,532億円に達し、主要な輸出先の一つとなっています。しかし、2018年の住民投票で、福島を含む5県に対する輸入禁止措置が継続されました。日本政府は、これに対抗する形で食品安全の確保と理解を深めるための施策を進めています。
セミナーの目的
この講座は、放射性物質に関するリスクコミュニケーションを目的としており、特に台湾の人々が日本産食品の安全性を理解する助けとなることを目指しています。日本の原発事故が食品に及ぼした影響や、その後の対策について情報を共有し、国際的な理解を促進することが重要とされています。
開催詳細
- - 開催日時: 2024年10月9日(水)13:30~15:00
- - 開催大学: 国立高雄科技大学
- - 主催: 一般社団法人日本食品安全支援機構
- - 後援:
- 公益財団法人日本台湾交流協会高雄事務所
- 国立大学法人山口大学
- 岩手県、宮城県、千葉県
プログラム
講座のプログラムには、以下の項目が含まれています。
- - 国立高雄科技大学 教務長 謝淑玲 氏による挨拶
- - 日本台湾交流協会高雄事務所 副所長 是枝憲一郎 氏の来賓挨拶
- - 日本食品安全支援機構 理事長 平野展代氏による講演「日本における放射性物質に関する食品の安全性の確保について」
このように、重要なテーマについての理解を深めるため、専門家たちが意見を交わす貴重な機会が設けられています。この講座は、台湾の食品安全に対する考え方を進化させるための大切なステップとなることでしょう。
イベントに関する問い合わせは、以下の連絡先で受け付けています。
日本地域活性化政策研究会事務局
TEL: 03-4400-6671
E-mail:
[email protected]