サイバーコマンドがシリーズAで3.5億円調達、AIとセキュリティの融合を加速

サイバーコマンド株式会社が3.5億円の資金調達を実施



2023年10月、サイバーコマンド株式会社は、セキュリティ事業での実績を持つサン電子株式会社、AIソリューションを展開する株式会社PKSHA Technology、成長企業支援のフーバー・インベストメント株式会社から合計3.5億円の資金を調達したことを発表しました。これにより、AIとセキュリティの両方の領域での事業展開が期待されています。

出資者の背景



サン電子株式会社


サン電子は、セキュリティ事業において豊富な経験を有する企業です。「具現化・挑戦・完遂」というスローガンのもと、情報通信とエンターテイメント分野での新たな顧客価値の創出に注力しています。同社は、デジタルフォレンジックや脅威インテリジェンスを駆使したサービスを提供しており、今回の出資を契機に、セキュリティサービスの高度化を図るための資本業務提携を開始しました。

株式会社 PKSHA Technology


PKSHA Technologyは、東京大学の松尾豊研究室からスタートしたAI技術のトップ企業です。自然言語処理や機械学習の領域でのアルゴリズム技術を活用し、金融や製造業など幅広い産業にサービスを提供しています。同社は、AIとセキュリティを組み合わせた新たなソリューション開発を目指して、サイバーコマンドと資本業務提携を開始しています。

フーバー・インベストメント株式会社


フーバー・インベストメントは、サイバーセキュリティ領域での豊富な実績を持つフーバーブレインの子会社です。AIを活用した脅威検知やリスクマネジメント支援に取り組む同社は、スタートアップや新興企業への投資を行い、セキュリティニーズに応えています。

調達資金の活用目的



今回の資金調達は、主に以下の用途に活用される予定です。

1. 生成AIを活用した業務環境向けソリューション開発
現在の業務環境において生成AIの利用が進む中で、効率的なソリューションサービスを開発し、事業の拡張を図ります。

2. セキュリティ被害防止のためのソリューション高度化
増加するサイバー攻撃に対応するため、セキュリティソリューションのさらなる進化と強化を目指します。

3. 人材および組織の拡大
要求されるスキルと知識を持つ人材を採用し、組織の体制を強化していきます。

4. 国内外での事業展開とパートナーシップ推進
地域にとらわれないビジネスを進め、国際的なパートナーシップの構築を目指します。

今後の展望



この調達についてサイバーコマンドの代表取締役大向学氏は、「AIとセキュリティにおけるリーダーたちとともに新たな道を切り開くことができることを非常に嬉しく思います。この資金を活用し、業界にインパクトを与えるソリューションを提供していく所存です」とコメントしています。

今回の資金調達を受け、サイバーコマンドは、その成長戦略を加速させるとともに、業界におけるリーダーシップを強化していくことが期待されております。

会社情報

会社名
サイバーコマンド株式会社
住所
大阪府大阪市北区芝田二丁目1番18号
電話番号

トピックス(IT)

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