加藤欣司氏を任命
2025-05-13 10:58:31

ウェンデルが加藤欣司氏を戦略アドバイザーに迎えアジア市場を強化

加藤欣司氏の任命について



欧州有数のプライベートアセット投資・運用会社、ウェンデル(Wendel SE、本社:パリ)が、加藤欣司氏を新たな戦略アドバイザーとして任命したことを発表しました。加藤氏は、日本やアジアの主要機関とのパートナーシップ構築を支援する役割を担うことになり、ウェンデルの資産運用プラットフォームのアジア市場での展開を担当します。これにより、同社はアジアにおけるプレゼンスを一層強化し、持続的な成長を目指す方針です。

ウェンデルのCEO、ローラン・ミニョンは「加藤氏をウェンデルに迎え入れられることを心より嬉しく思います。35年以上の資産運用に関する経験を有する彼の見識と豊かなネットワークは、アジアおよび日本市場での事業拡大に寄与するものと期待しています」と語っています。

加藤欣司氏の経歴



加藤欣司氏は、1981年に東京大学の数学科を卒業し、第一勧業銀行(現:みずほ銀行)に入行しました。その後、1986年にはソロモン・ブラザーズに移り、商品やデリバティブの開発に従事。1988年からは野村證券のニューヨーク支店で新商品開発と資産運用業務を担当するなど、多岐にわたる経験を積んでいます。

1997年にはナティクシス・グループ傘下のルーミス・セイレス・アンド・カンパニーに参加し、アジアと日本の資産運用マーケティング責任者として活動。2014年には同社の日本法人の社長に就任し、全体の統括を行いました。2022年には名誉会長として特別顧問に就任し、ルーミス・セイレスの取締役にも選任されています。

ウェンデルの今後の展望



ウェンデルは今後の成長に向けた重要なステップを踏んでおり、2025年5月15日には年次株主総会を予定しており、7月30日には上半期の決算を公表する予定です。また、10月23日には第3四半期のトレーディング・アップデートを行う予定です。これらのイベントは、同社の業績や戦略を明らかにする重要な機会となります。

ウェンデルは、ユーロネクスト・パリに上場している投資会社であり、ACAMSやBureau Veritasなど多くのリーディング企業に投資しています。また、最近ではプライベートアセットの外部投資家資金の運用事業へのシフトを進めており、2024年5月にはIKパートナーズの51%の株式を取得し、2025年3月にはモンロー・キャピタルの72%の株式を取得する予定です。このような積極的な戦略により、ウェンデルは340億ユーロの資金を運用し、資産運用事業において63億ユーロを投資しています。

ウェンデルと文化支援



ウェンデルは、長年にわたり文化支援活動を行っており、ポンピドー・センター・メスの創立スポンサーでもあります。その影響力と活動が評価され、2012年には「Grand Mécène de la Culture(偉大なる文化的スポンサー)」の称号を受けました。これにより、同社は文化事業への貢献を続け、社会的責任を果たす企業としての姿勢を強調しています。

結論



加藤欣司氏の任命は、ウェンデルにとって重要な意味を持ちます。彼の豊富な経験とネットワークは、アジア市場におけるビジネス拡大に寄与し、同社のさらなる成長を促進することが期待されています。ウェンデルの今後の展開に注目が集まっています。


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会社情報

会社名
Wendel
住所
4 rue Paul-Cézanne 75008 Paris, France
電話番号

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