富士山をゴミから守るための取り組み
8月6日から20日まで、富士北麓の道の駅なるさわで「ふじさんゼロゴミアクションユーモアイラスト展」が開催されています。このイベントは、富士山周辺のゴミ問題に対処するための活動の一環であり、多くの人々にその重要性を認識してもらうことを目的としています。
「ふじさんゼロゴミアクション」とは?
「ふじさんゼロゴミアクション」は、2019年5月に立ち上げられたプロジェクトで、地元エコツアー業者14団体とNPOが協力し、富士山をいつもきれいに保つための活動を展開しています。特に、登山者が多く訪れるお盆の時期には、登山道や五合目での飲食物やタバコの吸殻などのゴミが目立ち、放置された状態が続いています。また、国道沿いや他の道路にもペットボトルの不法投棄が見受けられ、これらの問題は何度も繰り返される厄介な現象となっています。
イラスト展の目的
今回のユーモアイラスト展では、特にしょんボトルと呼ばれる尿入りペットボトルのポイ捨て問題に焦点を当てています。来場者には、身近な環境問題について理解を深めてもらい、解決策を共に考え出すきっかけとなることを目指しています。ユーモラスなイラストを通じて、楽しく環境保護について考えることができるのがこの展覧会の魅力です。
イラスト展の詳細
- - 日時: 2023年8月6日(日)〜8月20日(日)10:00〜15:00
- - 会場: 道の駅なるさわ休息室(山梨県南都留郡鳴沢村 8532-63)
- - 主催: ふじさんゼロゴミアクション事務局
- - 協力: 認定NPO法人富士山世界遺産国民会議
- - 問い合わせ先: マウントフジトレイルクラブ
Tel: 0555-86-2130
Email:
[email protected]
環境問題に立ち向かう本田亮さんの取り組み
本展に関連して、本田亮さんという環境問題の啓蒙活動を行う環境マンガ家がいます。1990年から環境問題に取り組んでおり、2020年からはSDGsをテーマにしたイラスト展も多数開催しています。近著には「ムズカシそうなSDGsのことがひと目でやさしくわかる本」があり、さらに日本赤十字社のために作成した動画が250万回のアクセスを超えるなど、多方面にわたる活動を展開しています。 彼の活動は、確実に多くの人々に影響を与えており、富士山を守るための活動にも深く関わっています。
これから私たちができることは、各々が意識を持ち、家庭・職場・社会でのゴミ問題に対する取り組みです。このユーモアイラスト展を訪れることで、私たち自身が変わるきっかけを得られるかもしれません。皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか?