野村不動産、シアトルで新たな賃貸集合住宅開発を発表
野村不動産株式会社が、米国ワシントン州シアトル市において、796戸を擁する大規模な賃貸集合住宅の開発に参加することを発表しました。このプロジェクトは、同社にとってシアトルでの初めての試みであり、米国不動産事業における4つ目のつながりとなります。
開発のパートナーと概要
本プロジェクトは、ハワイを基盤に高級住宅開発を行うMacNaughton社との協業によって進められます。MacNaughton社は、全米有数の戸建住宅開発企業であるLennar Corporationの完全子会社であるQuarterra社とも連携し、共同開発を行います。これにより、野村不動産は新たな市場へ強力なパートナーの元で参入し、幅広いテナントニーズに応える住宅を提供します。
立地の魅力
本プロジェクトは、シアトルでも注目されるロケーションに位置します。ワシントン大学に近接し、大規模ショッピングモール「University Village」の隣にあります。シアトル中心部まで地下鉄で10分というアクセスの良さや、ベルビュー地区へは車で15分という利便性も兼ね備えているため、住環境として非常に魅力的です。
プロジェクトの詳細
住宅は3棟で構成され、総戸数は796戸。敷地面積は約16,000㎡にのぼり、プールやフィットネスジム、クラブルーム、シネマ、ドッグスパといった充実したアメニティを備える計画です。これにより、シアトルにおける他の大型賃貸集合住宅と比較してもトップクラスの魅力を提供することを目指しています。\
さらに、このプロジェクトの竣工予定は2028年となっており、住みやすさや利便性にこだわった現代的な住空間が提案されます。
野村不動産の米国進出
この案件は、野村不動産が米国内で進める不動産プロジェクトの一環として位置づけられています。過去にはポートランドの「Press Block プロジェクト」やダラスの「Jefferson Morningstar」、アトランタの「Junction at Vinings」など、様々な地域で賃貸集合住宅の開発に取り組んできました。今後も同社は新たな開発プロジェクトを通じて、アメリカ市場でのプレゼンスを高めていくことでしょう。
今回のシアトルでのプロジェクトは、米国事業の更なる拡大と、質の高い住宅の提供につながる重要な一歩です。完成が待ち遠しい新たな住宅地の誕生を、私たちも注目していきたいと思います。