Findy Team+が目指す新たな開発革命
ファインディ株式会社が、エンジニア組織支援SaaS「Findy Team+」の新たなプロダクトビジョン「チームに開発革命を」を発表しました。このビジョンは、急速に進化する生成AIと共にエンジニアリングプロセスを革新し、ビジネスの成長を促進するものです。
最新の技術と開発環境の変化
2004年以降、デジタルトランスフォーメーション(DX)が多くの業界に変化をもたらし、特に生成AIの役割はますます大きくなっています。2023年現在、アメリカの開発者の92%がAIツールを利用しており、2028年までには90%のソフトウェアエンジニアがこれらのツールを活用すると予測されています。このような状況下、ソフトウェア開発は大きな変革を遂げており、エンジニアの働き方にも新たな潮流が生まれています。
ソフトウェアの開発現場では、従来のコーディング中心から、AIを使用した要件整理や企画設計が主流となり、クリエイティビティの重要性がこれまで以上に高まっています。そのため、エンジニアはプログラミングだけでなく、チームメンバーとのディスカッションやAIとの協働を通じて、そのクリエイティブな能力を発揮していく必要があります。
エンジニアリングプロセスの新たな役割
AIの進化により、個々の生産性は向上していますが、それ以上に「チーム全体の生産性」や意思決定プロセスの重要性が増しています。また、定量的な開発スピードや効率性のみならず、エンジニアが快適に働ける環境を創出することも、エンゲージメント向上に不可欠です。
このような背景の中、「0から1」を創り出す開発能力に加え、AIが持つ知識と独自のノウハウを分かち合う「ナレッジの共有力」が求められるようになっています。
インテリジェント開発時代の到来
ファインディは、これらの変化がもたらす「インテリジェント開発時代」への対応を強調しています。これからのエンジニアリングには、AIが個々のパフォーマンスを高めるだけでなく、チーム全体の開発プロセスに新たな視点を導入することが重要になっていくでしょう。
「Findy Team+」は、開発プロセスのイノベーションを目指し、データを用いてリアルタイムでチームの状態を把握し、AIを通じてフィードバックを行うことで、エンジニアの生き生きとした働き方を実現していきます。これにより、バランスの取れたエンジニア組織の育成だけでなく、ビジネス全般の成長を目指しています。
Findy Team+の機能と特徴
「Findy Team+」は、エンジニア組織がそのパフォーマンスを向上させるためのSaaSです。GitHubやJiraなどの開発データを解析し、開発の活動や効率、クオリティを可視化します。さらに、約450社の企業に導入されており、具体的には以下の4つの指標に基づく開発プロセスの最適化を目指しています。
1.
可視化 - 開発活動やエンゲージメント、企画プロセスを含むデータを可視化し、誰もが理解できるコミュニケーションを促進します。
2.
越境化 - 組織や国境を越えたスムーズな開発マネジメントを実現し、ナレッジの共有を進めます。
3.
自動化 - チームの状況を可視化し、要件整理や課題発見をAIで自動化します。
4.
指標化 - 開発生産性を客観的に評価可能な指標として定義し、全社員が理解できるようにします。
今後も「Findy Team+」は、この新しいプロダクトビジョンに基づく機能拡充を進め、開発革命を追求していきます。
会社概要
ファインディ株式会社は2016年に設立され、「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」というビジョンのもと、IT/Webエンジニア向けの転職サービス「Findy」やフリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」、さらにエンジニア組織支援SaaS「Findy Team+」を展開しています。これにより、エンジニア人材不足の課題解決や、国内外におけるDXの内製化に寄与しています。