AR Mapsの新たな進化、エクスプローラー機能
観光業界が変わりつつある中、株式会社palanが展開するデジタル観光マップ「AR Maps」に新機能「エクスプローラー」が追加されることが発表されました。この機能はゲーム感覚で地域を探索しながら、様々な観光コンテンツを楽しむことができるものです。2024年9月19日のリリースが予定されており、これにより地域の持続可能な観光が実現されることを目指しています。
エクスプローラー機能の誕生の背景
AR Mapsは、1月に初めて市場に登場し、歴史の再現やデジタルアートを地域に展開する新しい観光体験を提供してきました。しかし、初期のリリース以来、多くのユーザーから「もっと周遊できる要素が欲しい」という声が寄せられました。また、導入先となる自治体や観光協会も「デジタルマップやデジタルスタンプラリーでは継続的な観光体験につなげるのが難しい」という課題を抱えていました。これを受け、ゲームのようなインタフェースを採用したエクスプローラー機能の開発が進められたのです。
エクスプローラー機能の詳細
エクスプローラー機能は、実際の街を散策しながら、ARコンテンツを体験できるものです。特別なアプリは不要で、ブラウザから簡単にアクセスできるWebARを使用しており、QRコードなどを介して直感的に観光が楽しめます。さらに、アメリカのNiantic社が開発したWebARエンジン「8th Wall」を活用することで、ゲーム性の高い体験が可能になりました。
周遊を楽しむためのポイントとして、歴史的なスポットや地域の特徴をARで表現するコンテンツが用意されています。利用者が指定の地点に近づくと、自動的にそのARコンテンツが表示され、現実世界とデジタルの融合した新たな観光体験が広がります。
今後の展望
エクスプローラー機能が追加されることで、AR Mapsは地域の周遊促進や集客力向上にさらに貢献できるようになります。今後は、集客に課題を抱える自治体や観光協会に向けて、既存のスタンプラリーやデジタルマップの課題を解決するためのサポートを行う予定です。新たな観光体験が生まれることで、地域活性化にもつながるでしょう。
株式会社palanの取り組み
株式会社palanは、「現実とデジタルを融合させ、新たな社会を創造する」というミッションを掲げています。ノーコードのWebAR作成サービス「palanAR」や「AR Maps」といったプラットフォームを通じて、AR技術を使用したマーケティングや観光サービスの提供に注力しています。
2017年からWebAR技術を用いた開発を進めており、地方自治体やエンターテインメント業界など、幅広い分野へのサービス展開を行っています。今後、さらに多くの地域でARを利用した観光体験が広がることが期待されます。
自社プロダクトの概要
- - palanAR: コードを書かずにWebARを作成可能なサービス
- - palanAR studio: AR受託制作サービス
会社概要
- - 会社名: 株式会社palan
- - 所在地: 東京都渋谷区代々木1-58-16 清水ビル2F
- - 代表取締役: 齋藤 瑛史
- - 公式サイト: 株式会社palan
今後のAR Mapsの進化に、ぜひご注目ください。