TechBowlとwhatt、業務提携実現
2023年、株式会社TechBowlが運営するTechTrainと株式会社whattが業務提携を発表しました。この提携により、双方が目指す「テクノロジーを支える全ての人のターミナル」としての新たな価値提供が期待されています。
提携の目的
両社が連携する目的は日本のIT人材不足の解消です。国の調査によると、この不足は2030年までに最大79万人に達すると予想されています。この社会的な課題に対し、未経験者から現役エンジニアまで幅広くキャリア支援を行い、その結果として社会全体のエンジニア数の増加に寄与することを目指しています。
この提携のもとでは、TechTrainの実践型教育プログラムと、whattによる転職支援サービスが融合されます。具体的には、TechTrainが提供する専門的なスキルを学ぶためのプログラムと、whattのマンツーマン転職支援「転職クエスト」が連携し、利用者が実践的な経験を積みながらキャリアを構築できる環境が整えられます。
両社の強み
TechBowlは、現役エンジニアの指導を受けることができる実践型プログラムを強みにしています。また、TechTrainでは個々の学習ペースに応じたマンツーマンメンタリングが用意されており、初心者から経験者までそれぞれのニーズに細やかに対応しています。
一方で、whattは未経験者の転職をサポートするために、特に「転職クエスト」と呼ばれるサービスに注力しています。これは、利用者一人ひとりに合った転職活動をサポートするもので、これまでの実績からも多くの成功事例を生んでいます。この2社の強みを組み合わせることで、より効果的なキャリア形成が可能となるのです。
提携内容の詳細
具体的な提携内容には、以下のような施策が含まれます。
1.
TechTrainの学習プログラムの紹介: whattの登録者に対し、TechTrainのプログラムを紹介し、スキルアップの選択肢を広げます。
2.
エンジニアリングスキル習得プログラム: TechTrainのスクールを通じて、現場で必要とされるスキルを習得し、未経験者や経験者問わず、幅広いサポートが提供されます。
3.
エンジニア向けイベントの共催: 両社でエンジニア向けイベント「エンジニアの輪」を共催し、参加者が学びとネットワークを広げる機会を提供します。
代表者のコメント
TechBowlの代表である小澤政生社長は、今回の提携に際して「未経験からエンジニアへ挑む方々を支援するため、質の高い学習機会を提供すべく力を合わせていきたい」と述べています。一方、whattの長岡勇輝社長も「適切な学びと支援があれば、自分らしいキャリアを切り拓ける。今回の提携で成長環境が更に充実することを楽しみにしている」と述べています。
会社概要
- 所在地: 東京都千代田区神田神保町2‑32‑5 神保町フロント4F
- 設立: 2018年10月
- 事業内容: エンジニア教育事業「TechTrain」、HR事業
- 所在地: 大阪府大阪市中央区南本町2‑4‑16 本町デビスビル7階
- 設立: 2021年6月
- 事業内容: 未経験からのIT転職支援「転職クエスト」運営
この提携により、未経験者からキャリアアップを目指す方々に向けた新たなサポート体制が確立されることが期待されています。両社の力を結集し、技術者不足の社会課題に取り組む姿勢が注目を集めています。