グラム株式会社が新機能「離職リスクラベル」を発表
東京都渋谷区に本社を置くグラム株式会社は、同社が手がける適性検査クラウド「Jobgram」に新たな機能「離職リスクラベル」を導入した。この機能は、採用候補者の性格特性を分析し、早期離職や組織内トラブルのリスクを視覚化することを目的としている。
背景と目的
近年、多くの企業が早期離職や組織トラブルによる悩みに直面している。そのような中で、適切な人材の選定は急務となっており、特に採用時における候補者の特性を正確に把握することが求められている。グラム株式会社では、従来の面接だけでは捉えきれない不安要素を可視化するために、「離職リスクラベル」という新機能を設けた。
「離職リスクラベル」の機能
この機能は、Jobgramに蓄積された大量のデータと応用心理学の知見を駆使し、候補者の特性を解析。特に、反社会的な性質やハラスメントの傾向を示すリスクが強調される。具体的には、以下のようなリスクが示されることがある。
- - 威圧的: 支配的な傾向があり、パワハラのリスクを孕む。
- - 責任過剰: マイクロマネジメントやモラルハザードを引き起こす可能性。
- - 裏工作: 派閥形成や人間関係の悪化を引き起こすリスクが示唆される。
このような結果は、採用の意思決定に大いに寄与するだろう。
利用方法
この新機能は月額プランに加入している企業が利用可能であり、採用候補者向けの適性検査結果に「離職リスクラベル」が表示される。フリープランでは、10人までの従業員や月に3回までの採用候補者に対して無料診断を提供している。
Jobgramの全体像
Jobgramは5分で実施可能な性格診断と、構造化面接の手法を併用して、従業員や候補者の特性を可視化する。人間は見た目や第一印象で判断しがちだが、Jobgramはこのバイアスを排除し、より客観的な評価を実現している。
特に、構造化面接は企業の採用基準を明確にし、評価基準や質問項目を決定した上で実施する手法で、多くの企業でも採用されている。これにより、候補者の真の能力や特性を明らかにしやすくする。
まとめ
新機能「離職リスクラベル」は、企業が抱える採用時の不安要素を可視化し、より信頼性の高い採用選考を実現するものだ。今後、採用の現場において、どれほどの影響を与えるのか注目が集まる。グラム株式会社の提供するJobgramは、効率的で公正な採用プロセスの実現を目指している。