給与計算業務の実態調査の結果が示す課題
株式会社LayerXが行った「給与計算の月次締め」に関する調査は、現在の給与計算業務における重要な課題を浮き彫りにしています。調査は、500名の給与計算担当者を対象に実施され、その結果は業務の効率化に向けたヒントとなるでしょう。
調査の背景
昨今、企業のバックオフィスには給与計算システムが広く導入されていますが、期待された業務負担の軽減は必ずしも実現していません。これには、データの断絶やシステムの最適化不足が影響していると見られます。特に「人事労務」と「給与」のデータが分かれていることが、業務の複雑さを増しています。LayerXは、こうした課題を明らかにするために調査を実施しました。
調査結果の概要
月次締めにかかる日数
調査の結果、給与計算システムを導入しているにもかかわらず、約48.3%の企業が給与計算の月次締めで1週間以上を要していることが分かりました。これに対し、即日から2営業日で締める企業はわずか12.2%に過ぎません。
データの断絶による影響
月次締めに時間がかかる理由として、最も大きな要因はシステム間のデータ断絶でした。具体的には、外部データの手作業による集計が影響し、5営業日以上かかる企業は、未満の企業に比べ21.0ポイント高い結果となることが明らかになりました。
二重管理の実態
調査において驚くべきことは、86.6%もの企業がExcel等でデータを二重管理している事実です。特に多くの企業が行っているのは、システムの計算結果を検証する「検算Excel」であり、これを利用している企業は45.0%に達しました。また、異動情報の管理を行う「備忘録Excel」、住民税や履歴を管理する「住民税・変更履歴Excel」も使われていました。
社員情報変更の管理
社員情報の変更については、48.6%がシステムの機能不備を手動で補完していました。このため、Excelへの入力や、手動での記録を強いられています。
確定前チェックのアナログ作業
給与計算結果の最終確認において、システムで完結する企業はわずか10.6%しかありません。多くの企業は目視やCSVを用いた検証を行っており、更なる業務負担がかかっています。
給与明細の誤りに対する問い合わせ
これらの調査結果から、約48.1%の企業が給与明細の誤りに関する問い合わせを受けており、非常に高い数字であることがわかりました。このことは、二重管理や目視チェックに頼っている現状を象徴しています。
まとめ
この調査から分かることは、既存の給与計算システムでは業務の効率化が難しいという現実です。担当者の努力だけでミスを無くすことはほぼ不可能であり、データの断絶をなくすシステムの整備が必要です。LayerXが提供する「バクラク」は、新たなシステム環境を通じてこうした課題に対応し、AIと連携した効率的な業務を実現します。今後、多くの企業がこのような新しい働き方にシフトすることが期待されています。
公式サイトリンク:
バクラク