未来の海づくりをテーマにした特別展示が開催
2025年4月30日、江田島市のさとうみ科学館と株式会社nu.、関西大学田實研究室、一般社団法人フウドが参加した展示「さとうみの命と人の業」が、大阪・関西万博のブルーオーシャンドーム(ZERI JAPAN)で行われました。この展示は、海と生命、環境問題、そしてテクノロジーを融合した未来型の内容となっています。
展示のテーマと目的
展示の中心テーマである「さとうみの命と人の業」では、瀬戸内海の生態系の重要性を再認識し、海の生命と人間活動のつながりを探索します。江田島市は、海の自然環境を象徴する場所として、生命・環境問題・テクノロジーを軸に「海の蘇生」に取り組んでいます。
1. 生命に関する展示
江田島市さとうみ科学館では、地域特有の生物であるカブトガニやハクセンシオマネキの生体展示を行いました。来場者は、実際にこれらの生物を観察し、生命が織りなす営みを身近に感じることができる貴重な体験をしました。特に、ハクセンシオマネキの姿は、参加者にとって新たな発見となりました。これにより、瀬戸内海の生態系を守ることの重要性を実感する機会が提供されました。
2. テクノロジーとの融合
次に、株式会社nu.と関西大学田實研究室が協力し、AI技術を駆使した展示が行われました。ここでは、ハクセンシオマネキの求愛ダンスのリズムを映像と音で体感できる没入型の体験が用意されています。訪れた人々は、江田島の自然と最先端テクノロジーの融合を楽しみながら、海の生命が持つ魅力と不思議さに引き込まれました。
3. 環境問題への取り組み
展示の一環として、一般社団法人フウドによる「未来の海づくり大作戦」の発表も行われました。ここでは、漂着ごみを用いたアート作品「海ごみ妖怪」が展示され、来場者の環境問題に対する意識を高めることに貢献しました。また、江田島での具体的な取り組みを紹介する映像も上映され、参加者は一人ひとりが海の環境について考え行動する意義に気づくことができました。
展示の詳細情報
この特別展示は2025年4月30日の13:00から17:00まで、大阪・関西万博の「BLUE OCEAN DOME (ZERI JAPAN)」で開催されました。出展団体には江田島市さとうみ科学館、株式会社nu.、一般社団法人フウドが含まれています。また、当日の様子は公式YouTubeチャンネルで配信されています。関心のある方はぜひチェックしてみてください。
お問い合わせ
展示に関する詳細情報や取材のご依頼については、江田島市産業部商工観光課担当の川上までご連絡ください。電話番号は0823(43)1632、メールアドレスは
[email protected]です。
本展示を通じて、未来の環境問題に対する意識が高まり、海の大切さが広まることを願っています。新たなブレインストーミングが生まれ、次世代へと繋がる海づくりへと繋がることでしょう。