ノーベル、京都へ進出
2025-02-04 12:33:17

2025年4月から京都府で訪問型病児保育を開始するNPOノーベルの挑戦

NPOノーベル、京都府に新たな病児保育サービスを展開



大阪や兵庫で病児保育を提供している認定NPO法人ノーベルが、2025年4月から京都府でもサービスをスタートさせることを発表しました。これは、共働き世帯の増加に伴い病児保育のニーズが高まっている中、京都エリアで訪問型病児保育を充実させることを目的としています。

共働き世帯に寄り添う


近年、共働き世帯は増加の一途を辿っています。京都府でも同様の傾向が見られ、夫婦の約7割が共働きという状況です。しかし、相対的に病児・病後児保育施設の数が大阪市や神戸市に比べて少なく、利用者の需要を満たせていないという課題があります。このような背景から、訪問型の病児保育サービスを提供するノーベルの必要性が高まっています。

病児・病後児保育施設は、病気や体調不良の子どもを一時的に預かり、保護者に安心を提供する重要な役割を果たします。特に共働き家庭では、仕事を休むことが難しい場合が多く、病児保育の利用が不可欠です。しかし、定員の関係から希望通りに預けられないことも多く、このギャップを埋める存在としてノーベルが期待されています。

京都府内の対応エリア


ノーベルは京都市中京区、下京区、南区、向日市、大山崎町を全域の対象エリアとし、右京区、左京区、山科区、上京区、西京区、東山区、伏見区、北区、長岡京市の一部も対象に追加しました。これにより、より多くの家庭がサービスを利用できるようになります。

当日対応の強み


特に注目すべきは、当日朝8時までの依頼に100%対応するという点です。子どもが体調を崩した際の不安は大きいですが、ノーベルはその不安を軽減するために、迅速に対応できる体制を整えています。

ひとり親家庭への支援


また、ノーベルは2013年からひとり親家庭向けの支援も行っています。今回の京都進出により、年収300万円以下のひとり親家庭に対して低価格で病児保育を提供する「ひとり親パック」を拡大します。ひとり親家庭の多くが非正規雇用の収入源に頼っている状況で、子どもが病気がちな時の経済的リスクを軽減することを目指しています。

大阪・兵庫でもサービス拡充


今回の京都府での展開に加えて、大阪・兵庫エリアでもサービス対象を拡大しました。特に尼崎市では全域を新たに対象とし、希望が多かった地域にもサービスを提供します。これにより、さらに多くの家庭が病児保育の恩恵を受けられるようになります。

ノーベルの未来


ノーベルは2009年から病児保育サービスを提供しており、2024年までに約24,000件の実績を誇ります。これからも地域のニーズに応えるために、保育人材の育成やサービスの充実を図っていくとしています。

病児保育は、子育て中の保護者にとって非常に重要なサービスです。ノーベルの取り組みにより、今後ますます多くの家庭が安心して利用できる環境が整えられることを期待します。

詳細はノーベルの公式サイトをご覧ください。


画像1

会社情報

会社名
認定NPO法人ノーベル
住所
内本町2-4-12 中央内本町ビルディング701
電話番号
06-6940-4130

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。