ビーツ、デジタルサイネージ「クラモニ」を全面リニューアル
株式会社ビーツは、同社のクラウド型デジタルサイネージ「クラモニ」のシステムをフルリニューアルしました。「クラモニ」は、2019年11月の提供開始以来、2025年3月までに約200社、8,500台が導入されており、くら寿司やタワーレコード、ヴィレッジヴァンガードといった多彩な企業や団体で活用されています。
リニューアルの背景
近年、デジタルサイネージのニーズは大規模チェーンだけでなく、小規模店舗やオフィス、ショールームなどに急速に広がっています。その中でも、複数の拠点を一括で管理できるクラウド型への移行が注目されています。情報発信のスピードや業務効率を向上させるための手段として、デジタルトランスフォーメーション(DX)が重要視されるようになりました。
ビーツは、これらのニーズに応えるべく、多数のリテール店舗や施設に「クラモニ」を提供し、効率的な運用を支援してきました。今回のリニューアルでは、操作性の向上と多拠点管理の強化を目指し、現場での負担を軽減すると共に即時対応を実現します。
リニューアルのポイント
1. WEBベースの配信プラットフォーム
新しい配信方式では、従来の画像や動画ファイルを再生する方法から、HTMLコンテンツとして配信できるように進化しました。これにより、PDFやウェブページなど、さまざまなファイル形式に対応可能です。時間のかかるファイル変換が不要になることで、リアルタイムでの情報更新が簡単になり、複数の拠点や多店舗での一括管理が効率化されます。
2. 操作性の向上
管理画面のユーザーインターフェイスは全面的に刷新され、誰でも直感的に操作できる設計となりました。スケジュール設定や情報更新のプロセスも見直しにより、複数の拠点を管理するための効率性が高まります。日常の運用負担が減り、快適な操作が可能となっています。
3. 拡張性の強化
4K表示やマルチディスプレイ構成など、さまざまなディスプレイ環境への対応が実現しました。さらに、今年の夏には、ECサイトやSNS上のレビューを表示する「UGCクラモニ」の開発も予定しています。これにより、リアルなクチコミを活用した新しい店舗体験を提供することが期待されています。また、本人認証サービスとの連携を通じて、来店者一人ひとりに最適な情報やプロモーションを提供する「CRMクラモニ」の実装も視野に入れています。
今後の展望
ビーツはリテール領域における顧客体験を共創するため、デジタルサイネージの提供を目指しています。今回のリニューアルを契機に「クラモニ」はただの情報発信ツールから、顧客の購買を促進し、売上アップを支援するプラットフォームへと進化します。今後も顧客体験を向上させる機能開発に取り組んでいく予定です。
ビーツの代表取締役社長、柏木又浩氏は、「クラモニ」は単なるデジタルサイネージではなく、顧客体験を変革する成長型プラットフォームであると強調しています。リニューアルを通じて、多くの店舗でその効果を実感していただけることを確信しており、今後は店舗の価値向上に貢献する存在へと進化していくと述べています。
ビーツについて
株式会社ビーツは、スペースデザインと店舗デジタルソリューションを最適化するマーケティング企業です。データやテクノロジーを用い、リテールで体験できるブランドエクスペリエンスを進化させることで、生活者に感動や信頼を提供する心地よい「共感」を創造しています。
お問い合わせ
- - 商号: 株式会社ビーツ(BEEATS CO.,LTD.)
- - 所在地: 大阪府大阪市中央区北浜2丁目2番22号北浜中央ビル
- - 資本金: 1,000万円
- - 設立: 1977年4月
- - URL: ビーツ公式サイト