近畿大学が生成AI「ChatGPT Edu」を導入
近畿大学(大阪府東大阪市)は、学生が最先端の技術を活用できるよう、OpenAIが提供する生成AIサービス「ChatGPT Edu」を導入しました。2025年9月25日から全キャンパスで、希望する学生にアカウントを提供し、AIを利用した教育環境を整えるものです。この取り組みは、学生たちが実際の課題解決に取り組む上でのスキルを育成することを目的としています。
生成AIを通じた新しい学びの形
「ChatGPT Edu」は、企業でも使用可能な高いセキュリティ基準を満たしており、文章・画像・音声を含むマルチモーダルな機能を搭載しています。このため、学生たちは、安全かつ効果的に生成AIを活用しながら学ぶことができます。アカウントが提供された学生たちは、2025年9月29日からオンラインでのトレーニングに参加し、基礎から応用までの段階を経て、AIを利用した課題解決能力を段階的に身につけることができます。
オンラインのトレーニングプログラム
トレーニングは、基礎編と応用編に分かれ、各回の詳細は以下の通りです:
- - 基礎編ライブ配信:2025年9月29日(月)18:15~19:45
- - 応用編ライブ配信:2025年10月14日(火)18:15~19:15
両方の講座は、ライブ配信の後も11月2日(日)まで録画視聴ができるため、学生は自分のペースで学ぶことが可能です。
ハッカソンで実践力を養う
さらに、2025年12月には近畿大学の東大阪キャンパスでハッカソンを開催する予定で、学生は生成AIを駆使した実際の課題解決に挑戦します。このハッカソンは、与えられたテーマに基づいて、チームでアイデアや技術を組み合わせ、短期間でサービスやアプリケーションを開発するイベントです。
ハッカソンを通じて、学生は競争しながら実践的な技術を習得し、協力やコミュニケーション能力も磨くことができます。これは、彼らが現実の世界で求められるスキルを実感しつつ、AI技術を活用した新しい解決策を探索する貴重な体験となるでしょう。
未来を切り開く学生たち
近畿大学はこのように、生成AIの導入を通じて、未来の技術に対する理解を深め、実際の問題解決に向けた能力を育成する取り組みを進めています。学生たちは、AIを駆使した学びを経て、次の世代のリーダーとして活躍できることが期待されています。このような教育プログラムは、今後の社会においてますます重要な役割を果たすでしょう。
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